令和7年度 国の予算編成に対する東京都の提案要求(最重点事項) (177 ページ)
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公開元URL | https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/seisakukikaku/r7_kouki-4 |
出典情報 | 令和7年度 国の予算編成に対する東京都の提案要求(最重点事項)(11/14)《東京都》 |
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物流機能の強化に向けた東京港の整備推進
物流機能の強化
(提案要求先 国土交通省)
(都所管局 港湾局)
東京港の物流機能を強化するため、
(1)中央防波堤外側コンテナふ頭(Y3バース)の令和9年度の
事業完了の前倒しに向けて、必要な財源を確実に措置するとと
もに、整備の着実な推進を図ること。
(2)青海コンテナふ頭の再編や内貿ユニットロードふ頭の整備な
ど、物流機能の強化に資する施設整備に必要な財源を確保する
こと。
(3)東京港第9次改訂港湾計画に基づく今後の貨物需要の増大に
対応した東京港の機能拡充について、必要な支援を行うこと。
<現状・課題>
東京港は、北米や欧州、アジアなど世界の主要港とコンテナ定期航路ネットワ
ークで結ばれる国際貿易港であり、また背後には首都東京を核とする充実した道
路ネットワークが形成されていることなどを背景に、国内最多のコンテナ貨物を
取り扱う港湾として、貨物量が増加傾向にある。現在、施設能力を大幅に上回る
貨物を取り扱っており、交通混雑などが発生している状況である。このままでは、
首都圏の生活と産業に多大な影響が生じるとともに、我が国の国際競争力の低下
につながるおそれがあり、東京港における抜本的な施設能力を速やかに向上させ
ることが喫緊の課題である。
このため、コンテナ船の大型化にも対応し、大井コンテナふ頭の再編整備・機
能強化にも必要不可欠な中央防波堤外側コンテナふ頭(Y3バース)の令和9年
度の事業完了を前倒しする必要がある。あわせて処理能力の向上に向けた青海コ
ンテナふ頭の再編整備等を着実に進める必要がある。
加えて、東京港の内貿ふ頭は、全国の長距離内航RORO船航路が数多く就航
する国内海上輸送拠点として重要な役割を担っており、物流の 2024 年問題やト
ラックドライバー不足に伴い、船舶の大型化とRORO船による貨物輸送需要が
今後も増加すると考えられることから、これらに対応したふ頭機能の強化が必要
である。
さらに、今後の貨物需要の増大にも対応するため、新規ふ頭の整備等による東
京港の機能拡充に向けた取組が不可欠である。
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