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令和7年度 国の予算編成に対する東京都の提案要求(最重点事項) (162 ページ)

公開元URL https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/seisakukikaku/r7_kouki-4
出典情報 令和7年度 国の予算編成に対する東京都の提案要求(最重点事項)(11/14)《東京都》
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バス運行効率化の推進
(提案要求先 国土交通省)
(都所管局 都市整備局・交通局)

2024 年問題など、バス業界を取り巻く環境の変化によって生じ
るバスの運転士不足など課題の解決に向け、就業につながる環境
整備、乗務員の負担軽減、自動運転の実装、交通ネットワーク再
構築などに向けた支援の充実を図ること。
<現状・課題>
2024 年問題に起因する労働時間の減少による輸送力の低下や、運転士の一層の
不足が深刻になるなど、バス業界を取り巻く環境が厳しい状況になっている。
都内のバス運転士数は、コロナ前の5%程度の減にとどまっているが、今後の
高齢運転者の退職等を勘案すると、新規採用の拡大や大型二種免許の取得支援が
必要である。
また、バス運転士の業務は、不規則な勤務や車内事故対応など、労働環境が厳
しいことから、業務負担の軽減に資する運行の効率化などが必要である。
さらには、コロナ禍を契機として、高齢者や子育て世代による利用など、通勤
・通学とは異なる新たな地域公共交通のニーズが生じており、区市町村のエリア
を超えた取組に対する調整が必要である。
<具体的要求内容>
(1)バス運転士の労働力確保のため、必要な技能を有する人材の活用や、バス
乗務員養成機関の設立、外国人受入れに向けた取組などのキャリア形成支援
を充実させること。
(2)乗務員の負担軽減に向け、走行環境の改善、運転支援システムの技術開発
促進や導入に係る財政支援、DX化への財政支援などを充実させること。
(3)大都市における大型バス自動運転化に向け、技術開発促進や走行環境の更
なる整備、初期投資への支援などを充実させること。
(4)幹線的なバス輸送は生かしつつ、バスを補完する複数の交通モードとの連
携を図るため、地域特性や環境変化に応じた交通ネットワーク再構築に必要
な支援を充実させること。

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