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令和4年版厚生労働白書 (107 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/21/dl/zentai.pdf
出典情報 令和4年版厚生労働白書(9/16)《厚生労働省》
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第1部
あい

社会保障を支える人材の確保
あい

あい

種)が学び愛、讃え愛、成長し愛ながら、介

生産性と職場環境の魅力を高める。1 日の

護の未来を創りたい」(鈴木健太施設長)。こ

ローテーションに必要とされる介護職員数は

れからの介護現場を支える人材とテクノロ

コロナ禍の下で感染防止策を講じた期間を含

ジーとの協働のあり方を模索し、実践する挑

む 2020 年までの 4 年間で 15 人から 10 人に

戦は続く*2。

2



減少した一方で、有給休暇の取得率は上昇し

担い手不足の克服に向けて

た。また、この期間に入職した常勤職員は全
員が働き続けており、職員の入れ替わりは少
なくなった。

介護の未来を創りたい

砧ホームは、他の介護事業所のため、各種

の事業説明会等の機会で、テクノロジーの活
用ノウハウを提供し、その機能のみならず、
導入時の取組みやその後の効果を丁寧に説明
している。



こうした良好なチームワークは、職場全体の

移乗支援機器を活用したケア

また、テクノロジーのモニターを開発企業
から依頼された場合には、介護職員の意見や
要望をフィードバックし、さらなる開発に役
立てられている。
友愛十字会の理念「共に生きる(感じる、
創る、つながる)
」のもと、2022(令和 4)
年 4 月に開設 30 周年を迎えた砧ホーム。「今
後とも、積極的にテクノロジーの活用を推進
することにより、職員(介護職員及び他職
*2

ペットロボットとのふれあい

厚生労働省では、介護現場における生産性向上のため、セミナー等の普及啓発活動を実施している。また、ガイドラインを
策定し、ICT(情報通信技術)を含むテクノロジーの導入や活用等を進めている。
https://www.mhlw.go.jp/stf/kaigo-seisansei.html

テクノロジーの活用により介護サービスの質の確保及び業務効率化を推進していく観点
から、2018(平成 30)年度及び 2021 年度の介護報酬改定において、介護老人福祉施設
等でテクノロジーを活用した場合の夜間の人員基準の緩和等が行われた。今後も引き続
き、利用者の安全確保やケアの質、職員の負担、人材の有効活用の観点から、実際にケア
の質や職員の負担にどのように影響があったのかなど、介護報酬改定後の状況を把握・検
証し、実証データの収集に努めながら、必要な対応を検討していく必要がある。

令和 4 年版

厚生労働白書

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