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令和4年版厚生労働白書 (482 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/21/dl/zentai.pdf
出典情報 令和4年版厚生労働白書(9/16)《厚生労働省》
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Ageing に係る政策とアクションの実施に向けた目標・指標のテーマについて議論を行っ
た。同年 7 月には、UHC と高齢化をテーマに日 ASEAN 保健大臣会合を初めて開催し、
2030(令和 12)年までに各国が UHC を達成するための施策をまとめた「日 ASEAN
UHC イニシアティブ」を発表した。
2020(令和 2)年 4 月に開催された新型コロナウイルスに係る協力強化に関する
ASEAN + 3 保健大臣特別ビデオ会議では、インドネシアとともに、日本が共同議長国と
して進行役を担い、新型コロナウイルスへの対応に関する情報共有及び ASEAN における
新型コロナウイルス対応強化のための協力・協調の推進に向けた意見交換が行われた。採
択された共同宣言では、新型コロナウイルスに関する情報等の自由・オープン・透明かつ
タイムリーな共有を強化することや、ASEAN + 3 としての協力を継続し強化すること等
が言及されている。
また、2021(令和 3)年 10 月には保健分野で、12 月には社会福祉分野で、それぞれ高
級事務レベル会合が開催され、新型コロナウイルス感染症対策を含めた今後の日本と
ASEAN の協力について、活発な議論が行われた。

(5)日中韓三国保健大臣会合

2021(令和 3)年 12 月にテレビ会議形式で開催された第 14 回日中韓三国保健大臣会

合では、パンデミック対応への備えや情報共有、認知症・非感染性疾患の予防や早期治療
の推進、UHC の保健システムに係る重要性について議論し、協力関係の維持及び一層の
強化を行うことを内容とする「第 14 回日中韓三国保健大臣会合共同声明」が採択された。
また、感染症の対象範囲を新型インフルエンザだけでなく、広くパンデミックを起こしう
るものまで拡大し、人的交流を通じた人材育成の促進等の記載を盛り込んだ「日中韓共同
行動計画(改定)」についても併せて採択された。
国際社会への貢献



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(6)その他の国際保健分野への取組み

世界的な健康危機管理の向上及びテロリズムに係る各国の連携強化等を目的とし、G7

とメキシコ、欧州委員会(EC)の保健担当閣僚等の会合として、世界健康安全保障イニ
シアティブ(Global Health Security Initiative:GHSI)が毎年開催されている。2019
(令和元)年には、フランスで閣僚級会合が開催され、コンゴ民主共和国におけるエボラ
出血熱対策について議論が行われた。
また、世界各国での感染症対策の能力を向上させることを目的とし、アメリカ主導で
50 か国以上の国、WHO 等の国際機関が参加している保健や財務、動物分野の閣僚等の
会合として、世界健康安全保障アジェンダ(Global Health Security Agenda:GHSA)
が定期的に開催されている。我が国は 2018(平成 30)年から 2019 年まで AMR のアク
ションパッケージの共同議長を英国と共に務めた。2020(令和 2)年 11 月には、タイが
主催する閣僚級会合がテレビ会議形式で行われ、
「世界の健康安全保障のための協力的な
行動」をテーマに、多分野における関係者の関与強化及び健康危機への経済的な備えの重
要性について議論が行われた。
そのほか、2021(令和 3)年 2 月に Tokyo AMR One-Health Conference(AMR ワ
ンヘルス東京会議)を開催し、2016(平成 28)年 4 月の AMR アジア保健大臣会合にて

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令和 4 年版

厚生労働白書