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令和4年版厚生労働白書 (219 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/21/dl/zentai.pdf
出典情報 令和4年版厚生労働白書(9/16)《厚生労働省》
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第2部

現下の政策課題への対応

を図るため、以下の技能競技大会について、実施及び参加を行っている。
①若年者ものづくり競技大会
で、企業等に就職していない者を対象に、技能競技を通じ、これらの若年者に目標を付与

2005(平成 17)年から実施しており、2008(平成 20)年からは毎年開催している。
2021 年 8 月に、愛媛県の愛媛国際貿易センター(アイテムえひめ)を主会場として、
第 16 回若年者ものづくり競技大会を開催し、全 15 職種の競技に全国から 330 人の選手
が参加した。また競技についてライブ配信を行った。
②技能五輪全国大会
国内の青年技能者(原則 23 歳以下)を対象に技能競技を通じ、青年技能者に努力目標
を与えるとともに、技能に身近に触れる機会を提供するなど、広く国民一般に対して技能
の重要性、必要性をアピールし、技能尊重気運の醸成を図ることを目的として実施する大
会である。1963(昭和 38)年から毎年実施している。
2021 年 12 月に、東京都の東京ビッグサイトを主会場として、第 59 回技能五輪全国大
会を開催し、全 42 職種の競技に全国から 1,028 人の選手が参加した。なお、新型コロナ

働き方改革の推進などを通じた労働環境の整備など

ことを目的として実施する大会である。

2



し、技能を向上させることにより就業促進を図り、併せて若年技能者の裾野の拡大を図る



職業能力開発施設、工業高等学校等において技能を習得中の若年者(原則 20 歳以下)

ウイルス感染症拡大防止の観点から、入場を選手・関係者等のみに制限しての開催とした
ほか、開閉会式及び競技についてライブ配信を行った。
③技能五輪国際大会
青年技能者(原則 22 歳以下)対象に、技能競技を通じ、参加国・地域の職業訓練の振
興及び技能水準の向上を図るとともに、国際交流と親善を目的として開催される大会であ
る。1950(昭和 25)年に第 1 回が開催され、1973(昭和 48)年から原則 2 年に 1 回開
催されており、我が国は 1962(昭和 37)年の第 11 回大会から参加している。
直近では、2019(令和元)年 8 月にロシア連邦・カザンで第 45 回技能五輪国際大会が
開催された。日本選手は、42 職種の競技に参加し、
「情報ネットワーク施工」

「産業機械
組立て」の 2 職種で金メダルを獲得したほか、銀メダル 3 個、銅メダル 6 個、敢闘賞 17
個の成績を収めた。金メダル獲得数の国・地域別順位は、第 7 位であった(第 1 位中国
(16 個)
、第 2 位ロシア(14 個)、第 3 位韓国(7 個)


次回は 2022(令和 4)年 10 月に中国・上海での開催を予定しており、成績向上に向け、
技能五輪全国大会などの場において選考された日本代表選手の強化訓練を支援している。

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