よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


令和4年版厚生労働白書 (54 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/21/dl/zentai.pdf
出典情報 令和4年版厚生労働白書(9/16)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。




1


介護サービス事業所における人手不足感は強くなってきており、訪問介護の人手不足感が特に強い。不足の理由に採
図表
1-2-41
介護サービス事業所における介護職員の充足状況
用が困難であることを挙げる割合が高い。
訪問介護員
(%)

社会保障を支える人材を取り巻く状況

Ӽӻ年度
ӼӼ年度
Ӽӽ年度
ӼӾ年度
Ӽӿ年度
ӼԀ年度
Ӽԁ年度
ӼԂ年度
Ӽԃ年度
ӽӺ年度
元年度
2年度

Ӻ

ӻӺ

ӼӺ

ӽӺ

介護職員(施設等)
ӾӺ

ӼӽӸӼ
ԃӸԂӨ
ӼӾӸӿ
ԃӸӿӨ
ӼԁӸӻ
ӻӺӸӿӨ
ӼԀӸӼ
ӻӻӸԃӨ
ӼԁӸӻ
ӻӾӸԃӨ
ӼԂӸӻ
ӻԂӸӾӨ
ӼԃӸӻ
ӼӼӸԁӨ
ӼԂӸӾ
ӼӾӸӾӨ
ӼԃӸӼ
ӼԀӸӺӨ
ӼԃӸԀ
ӼԁӸӺӨ
ӼԃӸӼ
ӼԀӸӿӨ
ӼԃӸӼ
ӼӾӸԃӨ

ӿӺ

ԀӺ

大いに不足
不足

(%)

Ӻ

Ӽӻ年度
ӼӼ年度
Ӽӽ年度
ӼӾ年度
Ӽӿ年度
ӼԀ年度
Ӽԁ年度
ӼԂ年度
Ӽԃ年度
ӽӺ年度
元年度
Ӽ年度

ӻӺ

ӼӺ

ӽӺ

ӻӸӿӨ ԂӸӼӨ
ӼӸӼӨ ӻӺӸӾӨ
ӼӸԂӨ ӻӼӸԃӨ
ӻӽӸԃӨ
ӾӸӽӨ
ӻԁӸӻӨ
ӿӸԀӨ
ӻԃӸӿӨ
ԁӸԂӨ
ӻԃӸԃӨ
ԃӸӽӨ
ӼӻӸӻӨ
ӻӺӸԁӨ
ӼӽӸӽӨ
ӻӼӸӼӨ
ӼӽӸӺӨ
ӻӾӸӼӨ
ӼӼӸӼӨ
ӻӽӸӿӨ
ӼӼӸӺӨ
ӻӺӸӾӨ

ӾӺ

ӿӺ

ԀӺ

大いに不足
不足

資料:(公財)介護労働安定センター「介護労働実態調査」(平成 21~令和 2 年度)により厚生労働省社会・援護局福祉基盤
課において作成。
(注) 介護職員(施設等):訪問介護以外の指定事業所で働く者。
訪問介護員:訪問介護事業所で働く者。

介護現場における人材確保に当たっては、介護職員自らが、自身の仕事に誇りを持っ
て、仕事の魅力を発信する取組みが行われている。

コラム

介護職員自らが誇りを持って介護の魅力を伝える
-「KAiGO PRiDE」プロジェクト-(熊本県)

熊本県では、厚生労働省が 2019(令和元)

や「世の中の期待」に気づいていないことを

ロット事業の実施地域として、介護の魅力を

指摘された。

発信する「KAiGO PRiDE」プロジェクトや、

この指摘には、多くのイベント参加者が共

県内の福祉系高校と連携した中学生への介護

感 し、「 介 護 職 員 の 姿・ 言 葉 を 描 く こ と で

の理解を深める体験型プログラムの試行、高

KAIGO(介護)の魅力を発信する」をコン

齢者就労を進める熊本県生涯現役促進地域連

セプトとする熊本発「KAiGO PRiDE」プロ

携協議会と連携した介護助手の確保などの介

ジェクトがスタートすることとなった。

護人材確保に向けた取組を実施した。
ここでは、大きな柱の 1 つとして実施した
「KAiGO PRiDE」プロジェクトの取組を紹
介する。

プロジェクトの成果

プロジェクトは、熊本県介護福祉士会など

の県下の業界団体と連携し、2019 年 7 月か
らスタートした。

プロジェクトのきっかけ

プロジェクトでは、県内で働く現役の介護

「介護の魅力発信」については、熊本県に

職員50人に写真撮影とインタビューを実施。

おいても工夫して取り組んできたが、介護の

介護職員が語る「介護の魅力」が併記された

イメージを変えていくことの難しさに直面し

ポートレート写真やショートムービーを制作

ていた。

した。

そのような中、熊本県の「介護の日」 イ

進捗段階から業界全体でプロジェクトを発

ベントにおいて、国内外で活躍するクリエイ

信し、「介護の日」に合わせたイベントで一

ティブ・ディレクターのマンジョット・ベ

斉公開した。

*2

ディ氏が講演。ベディ氏は、日本の介護の素
*1
*2

40

晴らしさと、介護職員自身が「介護の価値」

年度に実施した介護現場革新会議*1 のパイ

令和 4 年版

その結果、一般公開には、例年の 4 倍に相

介護現場における効率的な業務運営に係る研究や好事例を把握・分析した上で、それらを介護現場の革新に資する取組とし
て横展開することを目的に、厚生労働省が 2018(平成 30)年 12 月から 2020(令和 2)年 3 月まで開催。
厚生労働省では 11 月 11 日を「介護の日」と定め、地方公共団体、関係団体等と連携し、介護の意義や重要性についての周
知・啓発活動を行っている。

厚生労働白書