よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


令和4年版厚生労働白書 (143 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/21/dl/zentai.pdf
出典情報 令和4年版厚生労働白書(9/16)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

第1部

社会保障を支える人材の確保

研修会を実施し、市内の介護事業所を対象と

同事業をきっかけとして介護ロボットの導

して、介護ロボットの活用事例や利用効果を

入・活用に踏み出し、普及を推進してきた岡

積極的に横展開している。

山市では、今後とも事業を継続し、介護現場

築総合特区(AAA シティおかやま) の取組
*3

におけるロボットの試行を進め、職員との協
働を推進していくこととしている。



また、岡山型持続可能な社会経済モデル構

2



みの一部として全国に発信している。

担い手不足の克服に向けて

介護ロボット普及推進事業
*3

地方創生のための地域活性化総合特区として、2013(平成 25)年 2 月に指定された。

保育分野では、ICT を活用して子どもの登園管理や保護者への連絡、記録を行うこと
により、業務効率化と業務改善が進められており、保育の周辺業務や補助業務に係る
ICT 等を活用した業務システムの導入費用等を支援している。内閣府「こどもに関する
政策パッケージ(経済対策関係)」(2021 年 11 月 19 日)では、こうした保育所、児童相
談所、放課後児童クラブ等における ICT 化を推進することとしている。

(3)多様な人材の確保や参入促進

(医療・福祉分野の仕事の魅力の情報発信により多様な人材を確保する取組みを推進)
医療・福祉分野の仕事には、子どもの成長を見守り健全な育成がされるよう守る、病気
や障害には共に向き合い治療や支援を行う、人生の最期の日まで自分らしく生きられるよ
う心に寄り添い健康の維持や生活面のサポートを行う、といった非常にやりがいを感じら
れる側面がある。労働環境や処遇の改善に努めつつ、こうした医療・福祉分野の仕事の魅
力を知ってもらい、多くの人材を確保しようという取組みが始まっている。
医療・福祉分野等の人材不足状況が顕著な地域のハローワークでは、マッチング支援を
強化するため、全国 113 か所に人材確保支援の総合専門窓口となる「人材確保対策コー
ナー」を設置している。都道府県労働局ごとに関係機関、業界団体等をメンバーとした協
議会を設置し、人材確保のための支援策を検討し、実施している。
2022(令和 4)年度、関係団体との協働の下で、医師・看護師等の医療専門職から医
師事務作業補助者や看護補助者等の医療専門職支援人材へのタスク・シフトの推進を図る
ため、医療専門職支援人材の業務内容や魅力の紹介を行うこととしている。また、先進的
な介護や障害福祉の現場を知るための体験型イベント等の開催を行うこととしているほ
か、多様な人材の参入を促進するため、介護の仕事の魅力等に関して若年層、子育てを終

令和 4 年版

厚生労働白書

129