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令和4年版厚生労働白書 (55 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/21/dl/zentai.pdf
出典情報 令和4年版厚生労働白書(9/16)《厚生労働省》
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第1部

アプローチとしても手応えがあった。

まった。”
このプロジェクトのポイントは、「介護職
員自らが、自身の仕事を改めて見つめ直し、
respect)が、社会からの respect をつくる」
という考え方にある。
「 自 身 の 仕 事 に 誇 り を 持 つ( = Selfrespect)」ことは、現役介護職員のモチベー
ションアップにも大きな効果を発揮し、被写
体を務めた方たちのその後の積極的な活動に
もつながっている。

プロジェクトの広がり

プロジェクトは、地域で広がりを見せてい

社会保障を支える人材を取り巻く状況

誇 り を 持 っ て 発 信 す る こ と( = Self-

1



もとより、日ごろ介護への関心が薄い層への



当する約 1,500 人が来場し、介護関係者は

社会保障を支える人材の確保

る。例えば、プロジェクトで被写体を務めた
方が、県内各地の高校を訪問し、訪問介護の
(介護職員のポートレート写真)

(ポートレート写真に添えられた介護職員が
語る言葉から)
“ その人の人生の一部になっている、これ
が介護の仕事の素晴らしさ。”

“ 待ってたよ」の一言が、限りない喜びと
自信を私に与えてくれる。”

魅力を高校生に伝える活動を始めている。
また、2020(令和 2)年に開催された熊
本県の「介護の日」イベントでは、被写体を
務めた方たちが、介護の仕事への思いを語る
座談会を行うなど、自らの言葉で介護の魅力
を発信している。
さらに、プロジェクトは熊本県外でも注目
を集めており、各地で写真展やトークセッ
ションが開催され、多くの参加者の共感を得
ている。
介護職員自らが誇りを持って介護の魅力を
伝える「KAiGO PRiDE」プロジェクトには、
これまでの介護のイメージを変える力があ
り、更なる広がりが期待されている。

(展示会の様子)

(介護の魅力発信プロジェクト「KAiGO PRiDE」公式
YouTube チャンネル)

(被写体となった介護職員の声)
“ 慣れないことで恥ずかしかったが、格好
よく撮ってもらい自信になった。家族や友人
に自慢した。”
(展示会を訪れた方の声)
“ 現役の介護職員とは思わなかった。写真
に添えられた言葉が素晴らしく、見入ってし

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