令和4年版厚生労働白書 (450 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/21/dl/zentai.pdf |
出典情報 | 令和4年版厚生労働白書(9/16)《厚生労働省》 |
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し、公表の上、適切な監視指導を実施している。
2 飲食店における持ち帰り・宅配食品の衛生管理
新型コロナウイルス感染症の流行拡大を受け、平時に
は客席を設けて客に飲食させている一般的な飲食店が、新
たに持ち帰り(テイクアウト)や宅配(出前)等のサー
ビスを開始する事例が増えた。
持ち帰りや宅配については、店内での喫食に比較して
調理してから喫食までの時間が延長することに加えて、特
に夏期は気温や湿度の上昇により食中毒のリスクが高ま
ることから、消費者に対する対する注意喚起のためのリー
フレットを作成し、厚生労働省ホームページに掲載して
いる。
健康で安全な生活の確保
第
章
8
3 輸入食品の安全性確保
食品流通のグローバル化の進展、消費者ニー
ズの多様化などを背景に、輸入食品の届出件数
は年々増加している。増加する輸入食品の安全
性を確保するため、年度ごとに「輸入食品監視
指導計画」を策定し、効率的かつ効果的な監視
指導に取り組んでいる。この計画では、輸出
国、輸入時(水際)、国内流通時の三段階で関
係行政機関が対策を講ずることとしている(図
表 8-11-8)。
輸出国での衛生管理対策として、輸入食品について違反が確認された場合は、輸出国政
府などに対して原因の究明及び再発防止対策の確立を要請するとともに、二国間協議を通
じて生産段階などでの衛生管理の実施、監視体制の強
化、輸出前検査の実施などの推進を図っている。また、
中国及びカナダ等の現地日本大使館へ「食の安全担当
官」を配置するとともに、他の輸出国に対しては、必要
に応じ日本から担当官を派遣し、衛生管理対策の調査や
要請などを実施している。引き続き、二国間協議及び現
地調査を通じて輸出国段階の衛生管理対策を検証するほ
か、計画的に主要な輸出国の衛生管理体制に関する情報
収集を進めていく。
輸入時(水際)の対策では、輸入業者に対して、輸入
の都度、届出を義務づけ、事業者からの輸入前相談に対
応するとともに、多種多様な輸入食品を幅広く監視する
ため、年間計画に基づくモニタリング検査を実施してい
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厚生労働白書