令和4年版厚生労働白書 (120 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/21/dl/zentai.pdf |
出典情報 | 令和4年版厚生労働白書(9/16)《厚生労働省》 |
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(2015(平成 27)年 10 月 23 日)では、処方箋の受取・保管や薬の調剤等の薬中心の業
務から、処方内容のチェック、医師への疑義照会、丁寧な服薬指導、在宅訪問での薬学管
第
章
2
理や処方提案など患者中心の業務を担う、
「かかりつけ薬剤師・薬局」の役割を示した。
また、2019(令和元)年に公布された改正医薬品医療機器等法*25 により、住み慣れた地
域で患者が安心して医薬品を使うことができるようにするための薬剤師・薬局の在り方が
担い手不足の克服に向けて
見直され、薬剤師が調剤時に限らず、必要に応じて患者の薬剤の使用状況の把握や服薬指
導等を行うことの義務づけなどが行われた。直近では、在宅業務を実施している薬局数は
増加している(図表 2-1-16)。
図表 2-1-16
在宅患者に対する訪問薬剤管理を行う薬局数の推移
在宅患者訪問薬剤管理指導料算定薬局数(医療保険)
居宅療養管理指導費算定薬局数(介護保険)
薬局数(千)
薬局数(千)
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令和元年度
資料:「在宅患者訪問薬剤管理指導料算定薬局数(医療保険)」については NDB データにより、「居宅療養管理指導費算定薬
局数(介護保険)」については厚生労働省老健局特別集計により厚生労働省医薬・生活衛生局総務課において作成。
(注) 在宅療養を行っている患者に係る薬剤管理指導については、対象患者が要介護又は要支援の認定を受けている場合に
は介護保険扱いとなり、認定を受けていない場合には医療保険扱いとなる。
2021(令和 3)年の薬剤師の需給推計*26 によると、薬剤師の総数は、将来的には薬剤
師の業務が地域における役割の重要性の増加に伴い需要がより増加すると仮定したとして
も、供給が需要を上回り、薬剤師が過剰になると見込まれている。さらに、薬剤師業務の
充実と資質向上に向けた取組みが行われない場合は需要が減少し、供給との差が一層広が
ることになると見込まれている(図表 2-1-17)。
* 25 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律等の一部を改正する法律(令和元年法律第 63 号)
* 26 厚生労働省医薬・生活衛生局「薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会とりまとめ」
(2021(令和 3)年 6 月 30 日)
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令和 4 年版
厚生労働白書