令和4年版厚生労働白書 (172 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/21/dl/zentai.pdf |
出典情報 | 令和4年版厚生労働白書(9/16)《厚生労働省》 |
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行い、売上げ確保に努めており、外出が困難
な地域住民にとって、買い物支援の役割も
第
担っている。また、地元の農家から請負で作
業を行う「施設外就労」に取り組むことで、
2
章
地域の農業を支えている。
担い手不足の克服に向けて
こうした取組みにより、障害のある利用者
の生活面・就労面を、障害者就労施設の職員
だけでなく農家を始めとする地域の力によっ
てサポートすることが可能となっている。ま
た、障害者が地域産業の重要な担い手となる
ことや、その地域で他の方々をサポートする
いる。法人内で運営する養鶏場の鶏ふんを
側となることが期待されている。新たな地域
使った自家製堆肥による土作りなども行い、
共生の枠組みが広がっている。
農薬を使わない野菜作りを行っている。
(小括)
医療・福祉サービスを支える人材を将来にわたって確保し、社会保障制度を持続可能な
ものとすることは、全世代の国民の生活の安定や将来への安心感につながる。現役世代が
急減していく中にあって、担い手不足の克服のため、女性、高齢者等を始めとした一層の
労働参加を促進し、総就業者数の減少を最小限にとどめるとともに、この第 2 節で整理し
た取組みを地域の実情に応じて組み合わせ、実施していくことが必要である。
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令和 4 年版
厚生労働白書