令和4年版厚生労働白書 (317 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/21/dl/zentai.pdf |
出典情報 | 令和4年版厚生労働白書(9/16)《厚生労働省》 |
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第3節
現下の政策課題への対応
年金広報の取組みについて
公的年金制度の意義や役割、年金財政、各種手続等についての理解促進を図っていくた
め、様々な機会や媒体を活用し、情報の受け手の属性やライフスタイル等に応じ、一体的
な情報発信を行うことで周知・広報の強化に努めている。また、多様な生き方、働き方に
対応するとともに、高齢期における職業生活の多様性に応じた一人一人の状況を踏まえた
年金受給のあり方や年金記録の確認等について国民の目線に立ったわかりやすい情報提供
による周知が求められている。
このため、年金広報について技術的な助言を得ることを目的として有識者等からなる年
金広報検討会を開催(2021(令和 3)年度は 6 回開催)しており、各種の年金広報につ
いて取組みを進めている。
社会保険適用拡大に関する広報について
第
1
5
章
2020(令和 2)年改正法における社会保険の適用拡大の
施行に際しては社会保険加入のメリット、増える将来の年金
に説明することが重要となる。中小企業が対応方針の立案や
従業員への丁寧な説明を十分に行えるようにすることを目的
として、2021 年 2 月に社会保険適用拡大特設ホームページ
を開設し、その中で事業主向け・従業員向けのチラシ・ガイ
ドブック・解説動画などを掲載するなど積極的にわかりやす
い資料等を通じた情報発信を行っている*11。
制度改正に関する広報物
2
個々人の年金の「見える化」について
若者も高齢者も安心できる年金制度の確立
額や手取り維持に必要な労働時間などを従業員個々人に丁寧
① 2020 年改正法をわかりやすく周知
すること、②働き方・暮らし方の変化に
伴う年金額の変化を「見える化」するこ
とを目的として、公的年金シミュレー
タ ー を 開 発 し、2022( 令 和 4) 年 4 月
に公開することとしている。主に、ねん
きん定期便に印刷された QR コードを読
み取ることなどにより、将来受け取る年
金額の概算を簡易試算することが可能と
なる。
* 11 社会保険適用拡大特設ホームページ
公的年金シミュレーターイメージ
https://www.mhlw.go.jp/tekiyoukakudai/index.html
令和 4 年版
厚生労働白書
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