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令和5年版厚生労働白書 全体版 (147 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/22/index.html
出典情報 令和5年版厚生労働白書-つながり・支え合いのある地域共生社会(8/1)《厚生労働省》
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第1部

労働者協同組合による仕事おこし

ワーカーズコープちばにおいては、働く

人々が自ら出資し組合員になり、それぞれが

つながり・支え合いのある地域共生社会

会資源を自ら作ることで実践されてきたもの
である。
ワーカーズコープちばは、2022(令和 4)

項番20
経営に責任を持ちながら、日々働いている。

年10月の労働者協同組合法の施行を踏まえ、

月 1 回開催される職場会議では、それぞれ

同年 12 月に企業組合から労働者協同組合に

の職場での問題や経営問題について組合員全

組織変更をした。

ワーカーズコープちばは、組織変更後も、
員で話し合う。
自治会発の持続可能な地域づくり(労働
者協同組合かりまた共働組合)
地域に必要なこと、困っていることを仕事に
しつつ、誰もが出番と居場所のある「地域共

員による話し合いを通じ、必要と思われる社

生社会」づくりを目指している。

狩俣自治会では、漁港で売れ残った地

沖縄県宮古島市狩俣(かりまた)地
元産の魚を買い取り、惣菜として販売
項番20
区は、同市の北端に位置する三方を豊
するなど、地産地消と漁業の第6次産
項番20
かな海に囲まれた場所にあり、自治会
業化を進めている。
自治会発の持続可能な地域づくり

コラム
創設  周年の歴史と伝統を誇る 

(労働者協同組合かりまた共働組合)

自治会発の持続可能な地域づくり(労働者協同組合かりまた共働組合)
世帯、
自治会発人が暮らす、少子高齢化が
の持続可能な地域づくり(労働また、狩俣地区では、伝統の「追い込み
者協同組合かりまた共働組合)
自治会による地域づくり
進む過疎集落である。
 沖縄県宮古島市狩俣(かりまた)地区は、
漁」が盛んであるが、新鮮でおいしい魚がと
 (令和2)年4月、自治会の執 しまうという課題があった。そこで、
 同市の北端に位置する三方を豊かな海に囲ま しまうという課題があった。そこで、
れても、市場に流通させることができず廃棄
行部が












狩俣自治会では、漁港で売れ残った地

代に若返ったことを契機に、
することとなってしまうという課題があっ
 れた場所にあり、自治会創設
自治会による地域づくり120 周年の歴 狩俣自治会では、漁港で売れ残った地
沖縄県宮古島市狩俣(かりまた)地
元産の魚を買い取り、惣菜として販売















た。そこで、狩俣自治会では、漁港で売れ
史と伝統を誇る
200 世帯、460 人が暮らす、 元産の魚を買い取り、惣菜として販売
沖縄県宮古島市狩俣(かりまた)地
区は、同市の北端に位置する三方を豊
するなど、地産地消と漁業の第6次産
残った地元産の魚を買い取り、惣菜として販
少子高齢化が進む過疎集落である。
様々な活動を開始した。
区は、同市の北端に位置する三方を豊
するなど、地産地消と漁業の第6次産
売するなど、地産地消と漁業の第 6 次産業化
2020(令和
2)年
4
月、自治会の執行部が
かな海に囲まれた場所にあり、自治会
業化を進めている。
その中で、まず取り組んだのが、入 業化を進めている。
かな海に囲まれた場所にあり、自治会
を進めている。
40 代に若返ったことを契機に、持続可能な地

創設
 周年の歴史と伝統を誇る 
園者が少なく休園していた幼稚園の
創設

周年の歴史と伝統を誇る

域づくりを目指して様々な活動を開始した。
世帯、
人が暮らす、少子高齢化が
再開である。地区内外の幼稚園や保育
「狩俣地区で獲れた新鮮な魚」
世帯、
人が暮らす、少子高齢化が
その中で、まず取り組んだのが、入園者が
進む過疎集落である。
園に通う園児の保護者らと話し合い
少なく休園していた幼稚園の再開である。地
進む過疎集落である。
(令和2)年4月、自治会の執
を重ね、(令和3)年度に再開す
区内外の幼稚園や保育園に通う園児の保護者
(令和2)年4月、自治会の執
行部が
 代に若返ったことを契機に、
らと話し合いを重ね、2021(令和
3)年度
ることとなった。その後、狩俣自治会
行部が  代に若返ったことを契機に、
に再開することとなった。その後、狩俣自治

続可能な地域づくりを目指して
では、園児の保護者からの「毎日のお
持会では、園児の保護者からの「毎日のお弁当
続可能な地域づくりを目指して
様々な活動を開始した。
弁当作りは大変なので、誰か作ってほ
様々な活動を開始した。
作りは大変なので、誰か作ってほしい」とい
その中で、まず取り組んだのが、入
しい」という声を受け、自治会の有志
う声を受け、自治会の有志で配食サービスを
その中で、まず取り組んだのが、入

園者が少なく休園していた幼稚園の
で配食サービスを開始した。

開始した。
園者が少なく休園していた幼稚園の
再開である。地区内外の幼稚園や保育
「狩俣地区で獲れた新鮮な魚」
「狩俣地区で獲れた新鮮な魚」
再開である。地区内外の幼稚園や保育
「狩俣地区で獲れた新鮮な魚」
園に通う園児の保護者らと話し合い

園に通う園児の保護者らと話し合い
を重ね、(令和3)年度に再開す
「魚の惣菜」
を重ね、(令和3)年度に再開す
ることとなった。その後、狩俣自治会

ることとなった。その後、狩俣自治会
では、園児の保護者からの「毎日のお
このほか、生産調整のために廃棄処
では、園児の保護者からの「毎日のお
弁当作りは大変なので、誰か作ってほ
分されていた新鮮な養殖もずくを買
弁当作りは大変なので、誰か作ってほ
しい」という声を受け、自治会の有志
い取り、地元で直売会を開催して販売
しい」という声を受け、自治会の有志
で配食サービスを開始した。
するなど、生産者と消費者をつなぐ活
で配食サービスを開始した。
 動を展開している。
「園児のお弁当」

「園児のお弁当」

「魚の惣菜」
「魚の惣菜」

「魚の惣菜」

また、狩俣地区では、伝統の「追い

このほか、生産調整のために廃棄処
込み漁」が盛んであるが、新鮮でおい
令和 5 年版 厚生労働白書
このほか、生産調整のために廃棄処
しい魚がとれても、市場に流通させる 分されていた新鮮な養殖もずくを買

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「つながり・支え合い」のある地域共生社会の実現を目指して

 自治会による地域づくり

しまうという課題があった。そこで、



見えてきた地域の課題を放置せず、組合員全





 これまで紹介した取組みは相談事業の中で

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