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令和5年版厚生労働白書 全体版 (49 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/22/index.html
出典情報 令和5年版厚生労働白書-つながり・支え合いのある地域共生社会(8/1)《厚生労働省》
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説明に時間がかかる。児童

プは1日に  回、黄色いランプは1

処することが大切だ。

。132 法人「あ
なたのいばしょ」の理事長、大空氏は

せることも必要ない。電話のように声
を出すことも周囲を気にすることも

言う。孤独・孤立に悩む相談者にどう

必要ない。
「あなたのいばしょ」にこれ

向き合っているのか、「あなたのいば
しょ」の活動を紹介する。

だけの相談が集まるのは、匿名のチャ
ットという形式を取っているからこ



そ。

 孤独・孤立の現状
長引く新型コロナウイルス感染症



禍の影響により、孤独・孤立が社会問



題として一層深刻化している。全国の
満  歳以上の2万人を対象に行った




を根絶するため孤独を感

実態調査によると、孤独感が「しばし



人に寄り添う「あなたのい

ばある・常にある」と回答した人の割
合は、 歳代、 歳代の順で高かっ




提供していく。

た。「最も孤独を感じていながら置き
去りにされてきた若者こそ、支援すべ




き。」。それが大空氏らの考えだ。







 活動内容
「あなたのいばしょ」
は、 時間 




日、年齢や性別を問わず、誰でも無料・



匿名で利用できるチャット型相談窓



口だ。

「あなたのいばしょ」+3 画面
 「あなたのいばしょ」HP
画面

(令和4)年の相談件数は約 
万件で、1日当たり約  件。その




色いランプは幾度も点灯し

1

大空氏はこれからも、望







オフィス内にある赤色と黄色のランプ
オフィス内にある赤色と黄色のランプ

「10 「
代女性への虐待が圧倒的に多い。先日
代女性への虐待が圧倒的に多い。
先日も親にベランダで監禁されてい
も親にベランダで監禁されている間にスマホ

(スマートフォン)
(スマートフォン)

る間にスマホから相談してきた少女
がいた。こういうケースは日常茶飯事

から相談してきた少女がいた。こういうケー

チャット相談の実情

スは日常茶飯事で、親からの虐待の相談は毎
で、親からの虐待の相談は毎日来る。
日来る。これが現実だ。
これが現実だ。
」 」

相談はチャットボットとの会話から始ま

 
り、内容に応じて AI により高リスク、低リ
チャット相談の実情
スクに自動的に分類される。低リスクの場合

が同じ空間にいても気付かれずに相
 チャットだからこそ、虐待の加害者
チャットだからこそ、虐待の加害者が同じ
談できるのだ。
空間にいても気付かれずに相談できるのだ。

相談はチャットボットとの会話か
は国内外にいるボランティア相談員が、高リ

社会保障を取り巻く環境と人々の意識の変化


人々のつながりに関する基礎調査

 インタビュー中も、オフ









第1部

話しても、夜間は体制が薄
時間に  回も点灯する。緊急度が高
つながり・支え合いのある地域共生社会
つながらない。今は、その
い案件には警察や児童相談所と連携
注いでいる。
して対応し、支援につながった例も多

数ある。

ら始まり、内容に応じて $, により高
スクの場合はオフィスに駐在するスーパーバ
リスク、低リスクに自動的に分類され
イザーや専門相談員が対応する。
オフィス内には高リスク相談の着信を告げ
る。低リスクの場合は国内外にいるボ
る赤色と黄色のランプがある。赤色が示すの
ランティア相談員が、高リスクの場合

は、DV
や虐待などに関する相談のうち緊急
はオフィスに駐在するスーパーバイ



度が高いと思われるもの。黄色が示すのは、

実際のチャット相談画面

自殺リスクが高いと思われるもの。赤いラン

実際のチャット相談画面
一方で、課題もある。緊急度の高い相談を

プは 1 日に 10 回、黄色いランプは 1 時間に

即座に支援につなぎたくとも、いくつもの

ザーや専門相談員が対応する。

オフィス内には高リスク相談の着



信を告げる赤色と黄色のランプがあ
10 回も点灯する。緊急度が高い案件には警

ハードルに阻まれてしまう。すぐに警察に通

一方で、課題もある。緊急度の高い

る。赤色が示すのは、'9 や虐待などに
察や児童相談所と連携して対応し、支援につ

報しても、団体の説明に時間がかかる。児童

相談を即座に支援につなぎたくとも、
相談所に電話しても、夜間は体制が薄くなか

関する相談のうち緊急度が高いと思
ながった例も多数ある。

いくつものハードルに阻まれてしま
なかつながらない。今は、その解消に力を注

われるもの。黄色が示すのは、自殺リ
スクが高いと思われるもの。赤いラン

う。すぐに警察に通報しても、団体の
いでいる。
インタビュー中も、オフィス内の黄色いラ
説明に時間がかかる。児童相談所に電

プは1日に  回、黄色いランプは1

ンプは幾度も点灯していた。
話しても、夜間は体制が薄くなかなか

時間に  回も点灯する。緊急度が高

大空氏はこれからも、望まない孤独を根絶
つながらない。今は、その解消に力を

い案件には警察や児童相談所と連携

するため孤独を感じる全ての人に寄り添う

注いでいる。


して対応し、支援につながった例も多
数ある。

「あなたのいばしょ」を提供していく。

 インタビュー中も、オフィス内の黄
色いランプは幾度も点灯していた。



大空氏はこれからも、望まない孤独
(いわゆる「孤立死」は、東京都区部において、高齢者層を中心に増加)
を根絶するため孤独を感じる全ての
高齢者においては、単身世帯数の増加、血縁や地縁の希薄化などを背景として、いわゆ
人に寄り添う「あなたのいばしょ」を
る「孤立死」の増加も懸念される。東京都区部における年齢階級別のいわゆる孤立死数の
提供していく。
2012(平成 24)年から 2020(令和 2)年までの推移をみると男性が多く、特に
75 歳か

ら 84 歳の男性は約 1.9 倍に、65 歳から 74 歳の男性は約
1.6 倍に増加している。また、女


性は男性と比較して総数は少ないものの、85 歳以上の女性は約 1.8 倍に増加している(図
表 1-3-14)。



オフィス内にある赤色と黄色のランプ
令和 5 年版

「 代女性への虐待が圧倒的に多い。

厚生労働白書

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