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令和5年版厚生労働白書 全体版 (350 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/22/index.html
出典情報 令和5年版厚生労働白書-つながり・支え合いのある地域共生社会(8/1)《厚生労働省》
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54)年 4 月 1 日までの間に生まれた男性を対象に、2025(令和 7)年 3 月 31 日までの時
限措置として、全国において原則無料で抗体検査と予防接種法に基づく定期接種を実施す
ることにより、対象世代の男性の抗体保有率の引上げに取り組んでいる。

健康で安全な生活の確保



8

風しんのワクチン接種ポスター
(お子さんの風しんワクチンは 2 回)

風しんの追加的対策に関するポスター

3 結核対策について

結核は、かつて「国民病」ともいわれ、我が国の死因第 1 位を占めるなど、国民の生命

と健康を脅かす感染症の一つとして恐れられていた。1951(昭和 26)年に結核予防法が
制定され、国を挙げての取組みにより、患者数が大幅に減少するなど、結核をめぐる状況
は飛躍的に改善され、2007(平成 19)年には結核予防法を感染症法に統合し、他の感染
症とともに総合的な結核対策を行うこととなった。2014(平成 26)年には、感染症法を
改正し、保健所や医療機関・薬局などとの連携の強化を法律に位置づけ、結核の患者に対
する服薬確認などを通じた支援体制の強化を図ることとした。
近年では患者数は減少傾向にあり、2021(令和 3)年、10 万人あたりの罹患率は 9.2
となり、結核低まん延国の水準を達成した。一方で、年間約 1 万 2 千人の患者が新たに発
生(図表 8-3-11)するなど、結核は依然として我が国の主要な感染症である。

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令和 5 年版

厚生労働白書