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令和5年版厚生労働白書 全体版 (283 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/22/index.html
出典情報 令和5年版厚生労働白書-つながり・支え合いのある地域共生社会(8/1)《厚生労働省》
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第2部

現下の政策課題への対応

ト)を作成している。

(3)デジタル化への対応等

年金関係の手続については、マイナポータルや e-Gov を活用し、電子申請や電子送付

の推進に取り組んでいる。
事業所の社会保険関係の手続は、紙媒体や DVD などの電子媒体による申請の他、電子
申請が可能となっている。厚生年金の適用事業所が行う手続については、紙や電子媒体に
よる申請よりも処理が早いなどのメリットもあることから、主要な手続*11 における電子
申請の利用割合は、本格的に利用促進に取り組む前の 23.0%(2019(令和元)年度)か
ら 63.9%(2022(令和 4)年 10 月末)に大幅に上昇している。また、e-Gov の電子送達
機能を活用し、これまで日本年金機構から事業所へ紙で郵送していた保険料額や増減内訳
等の情報をデータ形式で定期的に送付する「オンライン事業所年金情報サービス」を
2023(令和 5)年 1 月から開始した。

ポータルからの電子申請を可能とした*12。また、マイナポータルとねんきんネットの認証
くため、2022 年 10 月から「社会保険料(国民年金保険料)控除証明書」の電子データ
をマイナポータルで受け取ることを可能としたのに続き、2023 年 1 月には「公的年金等
の源泉徴収票」の受取も可能とした。
さらに、国民年金保険料について、現在の口座振替やクレジットカード納付に加え、ス
マートフォンアプリ決済サービスでの納付を 2023 年 2 月から開始した。

(4)ねんきんネットとねんきん定期便について
1 「ねんきんネット」の機能改善と利用促進

日本年金機構において、ご自身の年金記録などをパソコンやスマートフォンで 24 時間

若者も高齢者も安心できる年金制度の確立

連携をしている方については、e-Tax における確定申告等の電子手続等にご利用いただ

5



出、国民年金保険料の免除・納付猶予の申請及び学生納付特例の申請について、マイナ



一方、個人の手続に関しては、2022 年 5 月から国民年金第一号被保険者資格取得の届

いつでも手軽に確認できる「ねんきんネット」のサービスを提供している。「ねんきん
ネット」では、お客様サービスの向上を図るため様々な機能を提供しており、現在と今後
の働き方や収入、期間等の条件を設定した場合の年金見込額の試算や、電子版の通知書の
閲覧、持ち主(亡くなられた方を含む。
)が不明となっている記録の検索などを行うこと
ができる。「ねんきんネット」は、日本年金機構のウェブサイトにアクセスし、ユーザ ID
を取得するか、マイナポータルと認証連携を行うことで利用が可能となり、利用者数は
2023(令和 5)年 3 月末現在、約 908 万人と増加が続いている。
2 「ねんきん定期便」の見直しについて
国民年金・厚生年金の全ての被保険者へ毎年誕生月に「ねんきん定期便」を送付してい
る。また、ねんきんネットでは電子版「ねんきん定期便」を確認することもできる。
* 11 健康保険・厚生年金保険被保険者に係る資格取得届、資格喪失届、報酬月額算定基礎届、報酬月額変更届、賞与支払届、健康保険
被扶養者異動届および国民年金第 3 号被保険者関係届の 7 手続
* 12 マイナポータルとねんきんネットの認証連携をしている方で、国民年金保険料免除等に該当する可能性がある方に対しては、日本
年金機構からプッシュ型のお知らせをマイナポータルにお送りし、簡便な免除申請手続を可能とするサービスを開始している。

令和 5 年版

厚生労働白書

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