令和5年版厚生労働白書 全体版 (368 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/22/index.html |
出典情報 | 令和5年版厚生労働白書-つながり・支え合いのある地域共生社会(8/1)《厚生労働省》 |
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わせて「健康づくりのための運動基準 2006~身体活動・運動・体力~報告書」の改定を
行い、「健康づくりのための身体活動基準 2013」を策定した。
改定の主な点は、①身体活動全体に着目することの重要性が国内外で高まっていること
から、
「運動基準」から「身体活動基準」に名称を改めたこと、②身体活動の増加でリス
クを低減できるものとして、従来の糖尿病・循環器疾患等に加え、がん、ロコモティブシ
ンドローム(運動器症候群)及び認知症が含まれることを明示したこと、③子どもから高
齢者までライフステージに応じた基準を検討し、科学的根拠があるものについて基準を定
めたこと、④保健指導の現場で生活習慣病予備群の方々にも安全に運動指導を行っていた
だけるよう、保健指導の一環として運動指導を検討する際の具体的な手順を示したこと、
⑤身体活動を推進するための社会環境整備を重視し、まちづくりや職場づくりにおける保
健事業の活用例を紹介したことである。
また、新たな基準の内容を、指針として国民にわかりやすく伝えるため、親しみやすい
パンフレットを作成し、自治体や団体、個人でカスタマイズして自由に印刷・配布できる
電子媒体で提供することとした(図表 8-4-4)。
健康で安全な生活の確保
これらにより、身体活動に関する普及啓発を推進していく。
図表 8-4-4
アクティブガイド
第
章
8
(3)休養・睡眠
休養は、生活の質に係る重要な要素であり、日常的に質・量ともに十分な睡眠をとり、
余暇等で身体や心を養うことは、心身の健康の観点から重要である。
2013(平成 25)年度に「健康日本 21(第二次)」を開始したことや睡眠に関する科学
的知見の蓄積が進んだことから、有識者の検討を踏まえ、2014(平成 26)年 3 月に「健
康づくりのための睡眠指針 2014」を策定した。
この指針により、睡眠について正しい知識を身につけ、定期的に自らの睡眠を見直し
て、適切な量の睡眠の確保、睡眠の質の改善、睡眠障害への早期からの対応を目指すこと
で、
「からだとこころの健康づくり」に取り組んでいる。
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令和 5 年版
厚生労働白書