令和5年版厚生労働白書 全体版 (80 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/22/index.html |
出典情報 | 令和5年版厚生労働白書-つながり・支え合いのある地域共生社会(8/1)《厚生労働省》 |
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年生の 6.2%*21 となっている*22。「世話をしている家族」が「いる」と回答した小学生、
中学生、高校生のうち、世話を必要としている家族の内訳としては、
「きょうだい」が最
第
章
2
も高く、大学生については、
「母親」が最も高い(図表 2-2-9)。
福祉制度の概要と複雑化する課題
図表 2-2-9
世話を必要としている家族(複数回答)
小学校 6 年生
大学 3 年生
調査数(n=)
631
987
母親
19.8
35.4
父親
13.2
20.5
祖母
10.3
32.8
祖父
5.5
17.2
きょうだい
71.0
26.5
その他
1.9
4.7
その他
3.8
5.5
12.9
12.2
無回答
9.4
8.8
9.7
0.0
※大学生は「現在いる」
「現在はいないが、過去にいた」人の合計値
中学 2 年生
全日制高校 2 年生
定時制高校 2 年生相当
通信制高校生
調査数(n=)
319
307
31
49
父母
23.5
29.6
35.5
32.7
祖父母
14.7
22.5
16.1
22.4
きょうだい
61.8
44.3
41.9
42.9
(%)
無回答
5.7
-
(%)
※通信制高校生は「18 歳以下」と「19 歳以上」の合計
資料:「ヤングケアラーの実態に関する調査研究報告書」(中学生・高校生は 2020(令和2)年度、小学生・大学生は 2021
(令和3)年度の調査結果)
(世話をしている「きょうだい」の状況は、
「幼い」割合が最も高いが、障害を有している
場合もある)
世話をしている「きょうだい」の状況は、どの年代も「幼い」が最も高いが、中学生及
び定時制高校生では、次いで「知的障がい」が、通信制高校生では、
「その他」を除くと
「精神疾患、依存症(疑い含む)
」が高くなっている。全日制高校生と大学生では、「その
他」を除くと、
「幼い」に次いで「知的障がい」が高くなっている。また、小学生では
「幼い」に次いで「わからない」が高くなっている*23(図表 2-2-10)。
「きょうだい」への世話の内容は、中学生では「見守り」が、定時制高校生は「見守り」
と「きょうだいの世話や保育所等への送迎など」が高く、全日制高校生、通信制高校生及
び大学生では「家事(食事の準備や掃除、洗濯)
」が最も高くなっている(図表 2-2-11)。
* 21 2021(令和 3)年度「ヤングケアラーの実態に関する調査研究報告書」によると、同調査における大学生調査は、「大学 3 年生まで
大学に通えている人」が対象であり、家族のケアのため大学進学をあきらめた、あるいは通い続けられなかった者の実態は把握できてお
らず、アンケートに答えられる状況にないより深刻な状態にあるケアラーがいることも想像される、とされている。
* 22 2020(令和 2)年度「ヤングケアラーの実態に関する調査研究報告書」では、中学 2 年生、全日制高校 2 年生、定時制高校 2 年生
相当、通信制高校在籍生徒を対象とした。中学校は 1,000 校、全日制高校は 350 校、定時制高校及び通信制高校は 47 校を抽出してい
る。2021(令和 3)年度「ヤングケアラーの実態に関する調査研究報告書」では、小学校 6 年生及び大学 3 年生を対象とした。小学校
は 350 校、大学は 396 校を抽出している。
* 23 「わからない」という選択肢は、中学生及び高校生を対象にした 2020 年(令和 2)年度の調査の選択肢にはない。
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厚生労働白書