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令和5年版厚生労働白書 全体版 (244 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/22/index.html
出典情報 令和5年版厚生労働白書-つながり・支え合いのある地域共生社会(8/1)《厚生労働省》
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(ジョブコーチ)による支援等を実施する事業主への助成を実施している。
3 障害者就業・生活支援センターのネットワーク機能の強化
就業面と生活面の支援を一体的に実施する「障害者就業・生活支援センター」
(2023 年
4 月 1 日現在 337 か所)において、必要に応じてリモート面談による支援を行っているほ
か、地域の支援機関等に対して蓄積したノウハウの提供等を通じて就業支援の推進を図っ
ている。



3

女性、若者、高齢者等の多様な働き手の参画

(3)精神障害者、発達障害者、難病患者等の多様な障害特性に対応した就労支
援の強化
1 精神障害者等に対する就労支援の充実

精神障害のある人等が、働く上での自分の特徴やアピールポイント、希望する配慮等を
支援機関とともに整理し、就職や職場定着に向け、企業や支援機関と必要な支援について
話し合う際に活用できる情報共有ツール「就労パスポート」を 2019(令和元)年 11 月
に作成し、障害者本人の障害理解促進や、支援機関・企業の間の情報連携等を進めるとと
もに、企業の採用選考時の本人理解や就職後の職場環境整備の促進に向け、普及に取り組
んでいる。
精神障害者の安定した雇用を実現するための就職及び雇用継続に向けた総合的な支援の
強化の観点から、ハローワークに、精神保健福祉士等の資格を有する「精神障害者雇用
トータルサポーター」
(2023(令和 5)年度 229 人)を配置し、精神障害者に対するカウ
ンセリング、企業に対する精神障害者等の雇用に係る課題解決のための相談援助等の支援
を行っている。
企業内の一般労働者を対象として、精神・発達障害の特性を正しく理解し、職場での応
援者となる「精神・発達障害者しごとサポーター」の養成講座(2022(令和 4)年度実
施回数 1,190 回、養成者数 23,775 人)を開催し、就労の場面で、精神・発達障害者がよ
り活躍しやすい環境づくりを推進している。
ハローワーク等の紹介により障害者を試行的に雇用(原則 3 か月。週所定労働時間 10
~20 時間の短時間労働者や精神障害者については最大 12 か月。)する事業主に対して助
成し、障害者の雇用の促進と安定を図っている。
2 発達障害者・難病患者に対する就労支援
ハローワークに、発達障害者の就労支援等の十分な経験を有する「発達障害者雇用トー
タルサポーター」(2023 年度 71 人)を配置し、発達障害者に対するカウンセリングや就
職に向けた準備プログラム、企業や支援担当者に対する発達障害者の雇用や定着に必要な
ノウハウの提供等を推進している。
ハローワークに「難病患者就職サポーター」
(2023 年度 51 人)を配置し、難病相談支
援センター等と連携して、就職を希望する難病患者に対して、その症状の特性を踏まえた
きめ細かな就労支援を行っている。
発達障害者又は難病患者を雇い入れ、適切な雇用管理等を行った事業主に対する助成を
実施している。

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令和 5 年版

厚生労働白書