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令和5年版厚生労働白書 全体版 (159 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/22/index.html
出典情報 令和5年版厚生労働白書-つながり・支え合いのある地域共生社会(8/1)《厚生労働省》
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第1部

つながり・支え合いのある地域共生社会

(小括)
本章では、
「つながり・支え合い」のある地域共生社会の実現に向けて、全ての人に「つな
がり・支え合い」を創出する、人々の意欲・能力が十分発揮できる「つながり・支え合い」を
創出する、という観点のもと、我が国の施策の方向性や取組みの実践などについて見てきた。
この白書では、主に福祉政策の領域について見てきたが、地域共生社会という理念は、福祉
政策の領域以外にも、地方創生、まちづくり、地域自治、環境保全、教育など、他の様々な政
策領域にも広がるものであり、こうした他の親和性の高い施策との連携を図ることも重要となる。

か。つながりが再構築されることで、人生における様々な困難に直面した場合でも、お互
いが存在を認め合い、時に支え合うことで、孤立せずにその人らしい生活を送ることがで
きるだろう。また、
「支える」
「支えられる」という従来の関係を超えて、支援者と本人が
出会い、そして支援の中で互いに成長することで、誰もが多様な役割や参加の機会を得
て、地域での助け合いを生み出すことができるだろう。
行政による施策と、本白書で紹介したような、既に各地域で始まっている様々な取組み
の実践例が、共鳴しながら全国各地で展開されることで、より豊かな地域共生社会が実現
されることが期待される。

令和 5 年版

厚生労働白書

3

「つながり・支え合い」のある地域共生社会の実現を目指して

限されていた経験をしたからこそ、その重要性を感じた方も多かったのではないだろう



えられる。これまで数年間、新型コロナウイルス感染症などの影響により、つながりが制



こうした取組みが社会全体で進むことで、人と人のつながりの再構築が促されるとも考

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