令和5年版厚生労働白書 全体版 (393 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/22/index.html |
出典情報 | 令和5年版厚生労働白書-つながり・支え合いのある地域共生社会(8/1)《厚生労働省》 |
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「はたちの献血」キャンペーンポスター
中学生向けポスター
現下の政策課題への対応
大学生向けポスター
健康で安全な生活の確保
第
章
8
「けんけつ HOP STEP JUMP 生徒用」
「けんけつ HOP STEP JUMP 教員用」
2 輸血用血液製剤の安全対策について
国内の輸血用血液製剤には、これまで献血時の問診や B 型肝炎ウイルス(HBV)、C 型
肝炎ウイルス(HCV)
、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)などに対する抗原抗体検査、核酸
増幅検査(NAT: Nucleic Acid Amplification Testing)や供血者からの遡及調査の徹
底等の対応を講じてきた。NAT に関しては、2014(平成 26)年 8 月からは、20 人分の
血液をまとめて検査する 20 プール NAT を変更して、1 人分ずつ検査する個別 NAT を導
入し、検査の感度が飛躍的に向上している。また、血清学的検査の精度向上や HBV 抗体
検査の基準を厳格化するなど、更なる安全性の向上に取り組んでおり、今日、我が国にお
ける血液製剤は世界でも有数の安全性を有するものといえる。しかし、血液製剤は、原料
である人血液に由来する感染症等の発生を完全には排除できないものであるため、技術の
進歩や社会情勢の変化に即応した安全性確保のために関係者の不断の努力が必要である。
輸血用血液製剤は、赤血球製剤、血漿製剤、血小板製剤、全血製剤に大別される。特に
令和 5 年版
厚生労働白書
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