令和5年版厚生労働白書 全体版 (149 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/22/index.html |
出典情報 | 令和5年版厚生労働白書-つながり・支え合いのある地域共生社会(8/1)《厚生労働省》 |
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つながり・支え合いのある地域共生社会
(社会参加活動によるメリットは年齢ごとに特徴があり、また、社会参加活動に参加して
いる人ほど孤独感が低い)
厚生労働省「令和 4 年少子高齢社会等調査検討事業」によると、社会参加活動*22 をし
て良かったと思うことは、「特にない」を除くと、40 歳代以上においては「地域社会に貢
献できた」の割合が高い。20 歳代は「社会への見方が広まった」が最も高く、他の年代
と比較しても割合が高い。30 歳代は、
「新しい友人を得ることができた」が最も高い(図
表 3-3-3)
。また、社会参加活動への参加状況と孤独感の関係をみると、孤独感が「しば
「つながり・支え合い」のある地域共生社会の実現を目指して
3-2-18 社会参加活動をしていて良かったこと-Nik.xlsx
G000066_棒・折線
図表 3-3-3
社会参加活動をしていて良かったこと
(%)
100
全 体
20-29歳
30-39歳
40-49歳
50-59歳
60-69歳
70-89歳
90
80
59.0
70
60
54.7
43.2
50
31.8
40.9
40
35.7
30
20
10
0
生活に充実感 自分の技術、 新しい友人を 社会への見方 お互いに助け 地域社会に貢 孤独感が軽
その他
ができた
経験を活かす 得ることがで が広まった
合うことがで 献できた
減・解消され
ことができた きた
きた
た
特にない
資料:厚生労働省「令和 4 年度少子高齢社会等調査検討事業」
G000031_帯
3-2-19 孤独感×社会参加活動状況-Nik.xlsx
図表 3-3-4
3
章
13.2%であったのに対し、
「行っていない」人は 22.3%であった(図表 3-3-4)。
第
しばある・常にある」又は「時々ある」人の割合は、社会参加活動を「行っている」人は
社会参加活動の参加状況と孤独感の関係
社会参加活動の参加状況と孤独感
決してない
0%
全
体
社会参加活動を行っ
ている
社会参加活動を行っ
ていない
10%
ほとんどない
20%
30%
14.3
40%
50%
時々ある
60%
しばしばある・常にある
70%
40.1
17.0
13.1
たまにある
80%
26.2
46.4
37.1
90%
11.1
23.3
27.6
100%
8.2
8.3
12.5
4.9
9.8
資料:厚生労働省「令和 4 年度少子高齢社会等調査検討事業」
一方で、NPO活動やボランティア活動などの社会参加活動に参加したいという希望は持ち
「どのような活動が行
つつも、実際には参加していない者も一定数いる*23。その理由を見ると、
われているか知らないから」が最も多く、それ以外では「時間的な余裕がないから」
、
「気軽に
参加できる活動が少ないから」といった回答の割合も高い(図表 3-3-5)
。地域における社会
参加活動を進めるために有効だと思う施策としては、
「簡単に社会参加活動に参加できる仕組
み」や、
「実施されている社会参加活動の周知・広報」などの割合が高い(図表 3-3-6)
。
* 22 社会参加活動の定義は第 1 章脚注 9 参照。
* 23 社会参加活動に「参加したい」者の中で、実際には「社会参加活動を行っていない」割合は 25.1%、「どちらかといえば参加した
い」者の中で、実際には「社会参加活動を行っていない」者の割合は 51.4%である。
令和 5 年版
厚生労働白書
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