令和5年版厚生労働白書 全体版 (23 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/22/index.html |
出典情報 | 令和5年版厚生労働白書-つながり・支え合いのある地域共生社会(8/1)《厚生労働省》 |
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つながり・支え合いのある地域共生社会
性では 70.6%、女性では 78.7%と男女問わず最多である。また、「家族を養う責任がな
社会保障を取り巻く環境と人々の意識の変化
一方で、「友人などとの広い人間関係が保ちやすい」点を挙げる者の割合は低下傾向が続
1
章
く、気楽」であることや「住宅や環境の選択の幅が広い」点を挙げる者が増加している。
第
未婚者が考える独身生活の最大の利点は、
「行動や生き方が自由」な点を挙げる者が男
いている(図表 1-1-11)
。
図表 1-1-11
独身生活の利点
調査別にみた、各「独身生活の利点」を選択した未婚者の
「独身生活の利点」を選択した未婚者の割合
割合(男性)
男性
女性
%
%
0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0
0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0
行動や生き方が自由
69.7
70.6
行動や生き方が自由
異性との交際が自由
異性との交際が自由
7.2
7.9
4.9
4.8
金銭的に裕福
金銭的に裕福
16.2
16.2
25.2
24.9
住宅や環境の選択の幅が広い
75.5
78.7
住宅や環境の選択の幅が広い
6.3
9.6
6.111.2
家族を養う責任がなく、気楽
家族を養う責任がなく、気楽
19.8
24.1
26.7
27.7
友人などとの広い人間関係が保ちや
すい
友人などとの広い人間関係が保ちやすい
17.3
25.8
14.6
職業をもち、社会とのつながりが保てる
2.8
2.5
現在の家族とのつながりが保てる
第9回 (1987)
第12回 (2002)
第15回 (2015)
3.4
2.9
20.6
職業をもち、社会とのつながりが保
てる
9.8
7.5
現在の家族とのつながりが保てる
10.6
10.7
第10回 (1992)
第13回 (2005)
第16回 (2021)
第11回 (1997)
第14回 (2010)
資料:国立社会保障・人口問題研究所「第 16 回出生動向基本調査」
(注) 対象は 18~34 歳の未婚者。何%の人が各項目を主要な独身生活の利点(2 つまで選択)として考えているかを示す。
独身生活に利点があると回答した割合は、第 9 回(男性 83.0%、女性 89.7%)、第 10 回(同 83.6%、89.0%)、第
11 回(82.7%、88.5%)、第 12 回(79.8%、86.6%)、第 13 回(83.8%、87.2%)、第 14 回(81.0%、87.6%)、
第 15 回(83.5%、88.7%)、第 16 回(84.1%、90.3%)。
未婚者の結婚や家族に関する考え方についてみると、「生涯を独身で過ごすというのは、
望ましい生き方ではない」という考えを支持する割合は、2015(平成 27)年には男性で
64.7%、女性で 58.2%であったのに対して、2021(令和 3)年には男性で 51.1%、女性
で 39.3%と、いずれも大幅に低下している。また、「結婚したら子どもは持つべきだ」と
いう考えを支持する割合も、2015 年には男性で 75.4%、女性で 67.4%であったのに対
して、2021 年には男性で 55.0%、女性で 36.6%と大幅に低下している(図表 1-1-12)
。
令和 5 年版
厚生労働白書
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