資料1-2-3-1 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過)[1.9MB] (349 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_39491.html |
出典情報 | 予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(第101回 4/15)医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和6年度第1回 4/15)(合同開催)《厚生労働省》 |
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FR4768、使用期限:2022/08/31、接種日:2022/04/03);
コミナティ、使用理由:COVID-19免疫(4回目、ロット番号:
GD9568、使用期限:2023/04/30、接種経路:筋肉内、接種部位:左上
腕、接種日:2022/10/23)。
【臨床経過】
2023/10/21、接種前の体温は 36.6 度であった。
2023/10/21、患者は、コミナティ筋注(1 価:XBB.1.5)(5回目、ロッ
ト番号:HH1299、筋肉内、左上腕)を接種した。
2023/10/21
16:00 頃(ワクチン接種後 15 分くらい)、アレルギー/即
時性アレルギー発作が発現した(AE は、診療所の受診を要した)。
集団接種会場にて、接種後 15 分間の待機時間中に喉のイガイガ感、頸部
の掻痒と発疹の主訴があった。顔面紅潮があった。下腿皮膚の掻痒があ
った。バイタル問題はなかった。医師へ報告し、診療した。
ア;ナフィラキシーショックはバイタルサインより否定されたが、アレル
ギーの程度は中等度と判断し、医療機関受診を指示した。
意識クリアにて本人応答可であった。搔痒範囲が下肢まで拡大した。咽
頭部のイガイガ感も継続し(時々乾性咳嗽あり)、そのまま会場におい
て経過観察した。更にその後、頸部~背部にも発赤・発疹を認めた。再度
診察したが、バイタル変化はなく、その他症状はなかった。
明らかなアレルギー症状であり、受診による加療が必要と判断した。救
急対応医療機関へ連絡した。同伴した夫と自家用車での受診を希望さ
れ、発症後約 40 分後会場を退出した。
受診医療機関にてワクチンによるアレルギー反応と診断した。抗アレル
ギー等点滴による加療と内服薬を処方され、自宅へ同日帰宅した。症状
については、点滴治療開始後に消失し、回復した。その後も特に変調な
かった。
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