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資料1-2-3-1 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(コミナティ筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過)[1.9MB] (430 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_39491.html
出典情報 予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(第101回 4/15)医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和6年度第1回 4/15)(合同開催)《厚生労働省》
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同日夜より、発熱が出現した。

翌日も発熱と倦怠感が持続した為、ロキソニン、カロナール等を服用し
たが改善しなかった。

2023/12/10 の夕方、患者は、発熱時に服用するよう指示があったレボフ
ロキサシンを服用した。

2023/12/11 の朝も、倦怠感強く、微熱が持続したため、患者は報告者の
病院を受診した。

インフルエンザと COVID-19 は陰性であった;。

肝機能障害(AST 288、ALT 304、LDH 291、γGT 180)と白血球減少
(WBC 2800)を認めたため、患者は加療のために入院した。

EBV、サイトメガロウイルス等もチェックしたが、リンパ球増加はなく、
咽頭痛も認めず否定的であった。肝機能障害に対し、タチオン、強力ネ
オミノファーゲンシーなど投与した。

肝機能・白血球減少は経時的に改善し、2023/12/18 時点で、これらの値
は正常値まで回復した。

2023/12/19、退院となった。

【報告薬剤師の評価】

報告薬剤師は、事象「肝機能障害」を重篤(入院)と分類し、事象「肝
機能障害」とワクチンは関連ありと評価した。他の要因(他の疾患な
ど)の可能性はなかった。

【報告薬剤師のコメント】

患者は多発性腎のう胞など複数の既往症のある患者であるが、コロナワ
クチン接種時点は患者の病状は安定しており肝機能障害はなかった。コ
ロナワクチン接種を契機に肝機能障害が発現していること、各種検査で
ウィルス感染は否定的であることからワクチンによる肝機能障害の可能
性は否定できないと考える。

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