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令和5年度 国の施策及び予算に対する東京都の提案要求 (148 ページ)

公開元URL https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/collaboration/pdf/r5_zenki_shiori.pdf
出典情報 令和5年度 国の施策及び予算に対する東京都の提案要求(6/13)《東京都》
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下水道施設における震災対策の推進
(提案要求先 国土交通省)
(都所管局 下水道局)

下水道施設における震災対策事業の推進に必要な財源を確保し、
必要額を確実に配分すること。
<現状・課題>
首都直下地震などの大規模地震の発生時に備え、首都機能を維持していくため
には、震災時においても最低限の下水道機能を確保するとともに、更なる震災対
策を推進し、公衆衛生や生活環境等への甚大な影響を回避する必要がある。
現在都では、想定される最大級の地震動に対して、最低限の下水道機能に加え、
水処理施設の流入きょ、導水きょなどを新たな対象とし耐震化を推進している。
また、停電時にも下水道事業を安定的に継続するため、必要な電力を発電できる
非常用発電設備を全ての施設で整備するとともに、電源や燃料の多様化を図って
いる。
さらに、一時滞在施設、災害拠点連携病院などの排水を受け入れる下水道機能
や緊急輸送道路、無電柱化道路などの交通機能を確保するため、下水道管路の耐
震化を推進している。
令和2年度末で、ターミナル駅や災害復旧拠点などの排水を受け入れる下水道
管とマンホールの接続部を耐震化した割合は73パーセントとなっている。
今後も、下水道施設の震災対策を推進し、首都機能を維持していくとともに、
都民の安全・安心を支える下水道サービスを提供する必要がある。
<具体的要求内容>
下水道施設における震災対策事業の推進に必要な財源を確保し、必要額を確実
に配分すること。

【首都直下地震の想定される震度分布】


【被害発生状況(東日本大震災)】

液状化による浮上(新木場)

東京湾北部地震【M7.3】
接続部の破損(新木場)

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