令和5年度 国の施策及び予算に対する東京都の提案要求 (334 ページ)
出典
公開元URL | https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/collaboration/pdf/r5_zenki_shiori.pdf |
出典情報 | 令和5年度 国の施策及び予算に対する東京都の提案要求(6/13)《東京都》 |
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から、排出量の更なる削減に向けて、新たな削減目標を設定するとともに、
総合的な削減対策を引き続き強力に推進すること。
① 平成18年4月より進めてきた大気汚染防止法に基づく排出規制と事業
者による自主的取組を併せたVOC排出削減対策について、これまでの対
策の効果検証を詳細に行い、事業者の取組の効果を定量的に把握できるよ
うにすること。
② PM2.5とOx生成能の高いVOCをそれぞれ明らかにする調査や植
物起源VOCの排出量の実態把握を進めること等により、VOC排出削減
によるPM2.5とOxの低減効果の定量的な予測精度を向上させること。
あわせて、生成能の高いVOCの実態把握を進めるため、PRTR制度
やVOC排出インベントリの対象とするVOCの成分を拡充させるととも
に、効果的な対策方法について検討を進め、速やかに実施すること。
③ 法規制の対象にならない中小事業者に対し、一層自主的取組が促進され
るよう、財政支援も含め、早急に推進策を講じること。
④ 自主的取組を実効性あるものとするため、小型・低コストの処理装置や
排出量の管理が容易にできる測定機器及び代替品となる低VOC資材の開
発・普及を促進すること。
⑤ VOC排出事業者へ製品製造を発注している事業者に対し、VOC対策
を盛り込んだ発注仕様の採用を促し、発注側からのVOC対策の普及を図
ること。
また、公共調達におけるVOC排出抑制への取組が推進されるよう、国
等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(平成十二年法律第10
0号。以下「グリーン購入法」という。)においてVOC対策の配慮事項
を拡大するなど必要な措置を講じること。
⑥ 日常生活に伴うVOCの排出が抑制できるよう、製造業者や関係団体に
対し、VOC使用量の少ない商品の製品化を促す取組や支援を行うこと。
また、消費者や企業に対し、製品の購入に当たってVOCの少ない製品
を選択するよう広報・情報提供を行うこと。
⑦ 低VOC塗装工事の更なる普及に向け、研究体制の充実や民間等の先行
事例の検証により知見を収集し、国が行う公共工事について、建築工事に
おける水性塗料の適用部位の拡大を図ること。
また、橋梁等、鋼構造物における低溶剤、無溶剤及び水性塗料の採用を
促すよう、現場での試験塗装を実施するなど標準仕様の改定に向けた取組
を進めること。
さらに、グリーン購入法における公共工事の項目について、特定調達品
目の建築資材として、水性塗料をはじめとする低VOC塗料等に関する内
容の充実を図ること。
⑧ 現在VOC自主行動計画に参画していない建設業界に対し、産業界と同
等のVOCの排出削減に向けた目標の設定等、実効性のある取組を促すこ
と。
⑨ 燃料蒸発ガスの低減対策のうち、給油所側の対策であるStageⅡ給
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