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鉄道におけるセキュリティ確保の取組の推進
（提案要求先
（都所管局

国土交通省）
都市整備局）

鉄道におけるセキュリティ確保の更なる徹底を図るための必要な
措置を講じること。
＜現状・課題＞
国においては、昨年８月に小田急線車内において発生した、乗客が他の乗客を
刃物で切り付ける傷害事件を受け、９月に「小田急線車内傷害事件の発生を受け
た今後の対策について」を取りまとめるなど、鉄道事業者と連携して、鉄道にお
けるセキュリティ確保の取組を進めてきた。
しかし、昨年１０月末、京王電鉄京王線の車内においても同様の痛ましい傷害
事件が発生した。事件の再発を受け、昨年１２月に国は「京王線車内傷害事件等
の発生を受けた今後の対策について」を取りまとめ、乗客の安全な避難誘導の徹
底や、非常通報装置の表示の共通化等を順次実施するとともに、車内の防犯カメ
ラなどの設備の充実についても検討を進めていくこととした。
新型コロナウイルス感染症の拡大による旅客需要の減少などに伴い、各鉄道事
業者は厳しい経営状況下に置かれているが、鉄道は都民の社会活動や日常生活を
支える重要な公共交通であることから、鉄道事業者による鉄道のセキュリティ確
保の更なる徹底を着実に推進し、速やかに利用者の安全・安心を確保していく必
要がある。
＜具体的要求内容＞
鉄道事業者によるセキュリティ確保の更なる徹底を速やかに実現していくた
め、巡回や警戒添乗、車内などへの防犯カメラの増備による警戒監視の徹底等の
対策の実施を引き続き指導するとともに、事業者の取組を促進するための必要な
措置を講じること。

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