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令和5年度 国の施策及び予算に対する東京都の提案要求 (328 ページ)

公開元URL https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/collaboration/pdf/r5_zenki_shiori.pdf
出典情報 令和5年度 国の施策及び予算に対する東京都の提案要求(6/13)《東京都》
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小笠原諸島世界自然遺産保全管理の推進
(提案要求先

文部科学省・農林水産省・国土交通省・環境省)
(都所管局 環境局)

世界自然遺産を将来にわたって保全していくため、外来種対策な
ど、国は自らの取組を強化するとともに、都、村の取組に対して財
政支援などを積極的に行うこと。
<現状・課題>
小笠原諸島は、平成23年6月に世界自然遺産に登録された。世界遺産は人類
共通の財産であり、未来の世代に引き継ぐために確実に守らなければならない。
それは、世界遺産条約締約国である日本の責任である。
そこで、世界自然遺産の適正な保全管理を推進するに当たっては、国が、主体
的に取り組む必要がある。
<具体的要求内容>
(1)国は、小笠原諸島の世界自然遺産の保全管理について、「世界自然遺産 小
笠原諸島管理計画」に基づき、今後とも着実に外来種対策などに取り組むこ
と。特に、緊急の課題である兄島のグリーンアノール対策については、機動
的な緊急対策を進めるとともに、根絶に向けて十分な財政措置を講じ、的確
な取組を行うこと。
(2)国は、新たな外来種の侵入拡散防止に積極的に取り組むなど、世界遺産委
員会の勧告に適切に対応すること。
(3)国は、オガサワラオオコウモリ、アカガシラカラスバト、オガサワラシジ
ミ、ムニンノボタンなど絶滅に瀕する固有の希少動植物の保護増殖事業への
取組を拡充すること。
(4)喫緊の課題であるオガサワラカワラヒワについて、国は、自らが定めた「オ
ガサワラカワラヒワ保護増殖事業計画」に基づき外来種対策などの取組を迅
速に拡充するとともに、都や村が行う事業について十分な財政措置を講じる
こと。
(5)ノヤギの駆除を含む植生回復等都や村が行う事業については、引き続き財
政措置を講じること。

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