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令和5年度 国の施策及び予算に対する東京都の提案要求 (500 ページ)

公開元URL https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/collaboration/pdf/r5_zenki_shiori.pdf
出典情報 令和5年度 国の施策及び予算に対する東京都の提案要求(6/13)《東京都》
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文化政策の推進
(提案要求先

内閣府・文化庁・経済産業省・観光庁)
(都所管局 生活文化スポーツ局)

芸術文化に関わる政策を都と連携して着実に実施するとともに、
財政負担を含めた必要な支援を行うこと。
<現状・課題>
芸術文化は、人々に楽しさや感動、生きがいや精神的安らぎを与えるものであ
ると同時に、芸術文化の持つ創造力は、創造産業や、観光振興、地域の活性化、
新たな雇用の創出、国際交流など、様々な分野において、国や都市の国際競争力
の向上や成長発展に大きく寄与するものである。国においても、「文化芸術の振
興に関する基本的な方針(第4次基本方針)」の中で、文化芸術活動に対する効
果的な支援や、国内外の文化的多様性や相互理解の促進など、「文化芸術立国」
の実現を掲げている。
東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会が終了し、新型コロナウイ
ルス感染症の影響、持続・共生社会へのシフト、デジタル化の進展など、社会環
境が大きく変化しているタイミングを捉え、2030年度までの東京都の文化行
政の方向性や重点的に取り組む施策を示した「東京文化戦略2030 ~芸術文
化で躍動する都市東京を目指して~」を策定した。
今後は、東京 2020 大会のレガシーを未来に継承・発展させていくとともに、
芸術文化の力で「躍動」と「豊かさ」が両立した社会、
「芸術文化で躍動する都市
東京」を目指し、都民の生活をより豊かにしていくため、文化戦略に基づいた様々
な取組を展開していく。
<具体的要求内容>
(1)都民が様々なアートに出会い、楽しめるよう、国公立、民間の文化施設間
の連携推進について積極的な支援を行うこと。
また、国や民間などと連携したフェスティバルを構築する取組、具体的に
は、国際文化芸術発信拠点の形成を図る東京芸術祭等の取組に対し、積極的
な支援を引き続き行うこと。
(2)多様な芸術分野で才能のある人材を積極的に受け入れ、交流を促進し、作
品創作に向けた新たな発想や表現を生み出す場を整備する取組に対し、積極
的な支援を行うこと。
(3)アール・ブリュット等の振興や、障害者の芸術創造活動や鑑賞・参加を促
すNPO等の活動に対する支援、芸術文化の多様性や包摂性を生かした事業
に対する支援など、共生社会の実現を目指す取組に対し、必要な支援を行う
こと。
(4)能楽、邦楽、落語、茶道等、小中学生等を対象とした伝統文化体験プログ
ラムなど、次代を担う子供たちに伝統文化の価値を正しく伝え継承する取組
に対し、必要な支援を行うこと。
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