令和5年度 国の施策及び予算に対する東京都の提案要求 (477 ページ)
出典
公開元URL | https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/collaboration/pdf/r5_zenki_shiori.pdf |
出典情報 | 令和5年度 国の施策及び予算に対する東京都の提案要求(6/13)《東京都》 |
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新興・再興感染症対策の充実
新型コロナウイルス感染症対策の推進【最重点】
(提案要求先
内閣官房・内閣府・法務省・厚生労働省)
(都所管局 福祉保健局・総務局)
(1)水際対策及びサーベイランスの強化を図るとともに、ウイルス
の特性に応じた的確な対応を行うこと。
(2)検査を確実に実施するための医薬品の供給や体制整備の支援等
を行うこと。
(3)積極的疫学調査や感染拡大防止の指導など、まん延防止のため
の多岐にわたる取組を行う保健所の機能強化に取り組むこと。
(4)患者に対し、症状に応じた適切な医療を確実に提供するための
取組の強化を図ること。
(5)ワクチン接種について、今後の方針を明らかにするとともに、
ワクチン及び治療薬の確実な供給を行うこと。
(6)感染状況に応じた感染拡大防止と社会経済活動の両立に向けた
戦略について、早急に検討を進め、基本的対処方針に明示する
こと。
<現状・課題>
令和元年(2019年)末に発生した新型コロナウイルス感染症は、我が国を
含む世界各地域に拡散した。特に、令和4年2月のオミクロン株の流行下におい
ては、これまで経験したことのないスピードで感染が拡大し、保健所や医療機関
への著しい負荷や医療提供体制のひっ迫を招くとともに、自宅で療養する患者が
急増した。また、検査需要が高まり、全国的に、抗原定性検査キット等が一時的
に不足する事態も生じた。
こうした中、都では、先手を打った病床確保、高齢者や妊婦を受け入れる臨時
の医療施設の設置、大規模接種会場設置によるワクチンの追加接種の加速化及び、
中和抗体薬や経口抗ウイルス薬の積極的活用など、戦略的に取組を展開してきた。
現在、新型コロナウイルス感染症は収束に至らず、感染再拡大や新たな変異株
の発生の可能性も残る一方で、新型コロナウイルス感染症に関する知見の蓄積や
ワクチン及び治療薬の開発・普及、ワクチン接種の進捗等による感染状況の変化
がみられる。
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