よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


令和5年度 国の施策及び予算に対する東京都の提案要求 (548 ページ)

公開元URL https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/collaboration/pdf/r5_zenki_shiori.pdf
出典情報 令和5年度 国の施策及び予算に対する東京都の提案要求(6/13)《東京都》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

32

漁業収入安定対策事業の拡充
(提案要求先
(都所管局

農林水産省)
産業労働局)

漁業収入安定対策事業の強度資源管理タイプ対象魚種拡大を図
ること。
<現状・課題>
キンメダイは、房総半島から南西諸島に至る太平洋岸に分布し、関東沿岸から
伊豆諸島周辺が最大の漁場であり、東京都のほか、千葉、神奈川、静岡の各県の
漁業者が漁獲している。
東京都では、全体の漁獲金額のうちキンメダイが45%を占めており、漁業経
営上最も重要な魚種の一つである。東京の漁業者は、資源を持続的に利用するた
めに夜間操業の禁止や禁漁期、禁漁区の設定、漁具の制限を行うなどキンメダイ
の資源管理に努めてきた。
一方、令和3年度の国の資源評価によれば、キンメダイの資源量は2.5万ト
ンと推定されている。また、一都三県の漁獲量や親魚量の推移から資源水準は低
位、資源動向は減少と判断されている。
このため、国はキンメダイの資源回復のため、現状の漁獲量の削減策を提案し
ている。
国の提案に対応するためには、これまで以上の厳しい管理措置に取組む必要が
あり、漁業経営への影響が大きいため、国による支援が必要である。
このため、以下の要望を行う。
<具体的要求内容>
漁業者がキンメダイなど、地域において重要な魚種の資源管理に取組み、漁獲
金額が減少した場合にも、強度資源管理の対象となるよう資源管理指針・計画作
成要領を改正するとともに、クロマグロ漁業と同様に漁業共済の払い戻し判定金
額の下げ止め措置を講じること。

- 542 -