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令和6年度 国の施策及び予算に対する東京都の提案要求 (128 ページ)

公開元URL https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/collaboration/PDF/r6_zenki.pdf
出典情報 令和6年度 国の施策及び予算に対する東京都の提案要求(6/15)《東京都》
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水辺空間のにぎわいの創出及び緑化の推進【最重点】
(提案要求先 国土交通省)
(都所管局 建設局)

水辺空間におけるにぎわいの創出及び緑化の推進に必要な財源の
確保及び制度充実を図ること。
<現状・課題>
都では、都市に残された貴重なオープンスペースである河川において、水害に
対する安全対策のみならず、隅田川のテラス整備や緑化の推進など人々が水辺に
親しめる空間の整備を推進し、河川空間の魅力向上に努めてきた。
また、更なる水辺空間の魅力向上のためには、周辺の観光拠点等との結びつき
を強め、地域のにぎわいを相乗的に高めていくことが重要であるとの観点から、
隅田川の浅草や両国等のエリアにおいては、背後地の民間事業者や地元区と連携
し、水辺とまちの一体的なにぎわい空間の創出に向けた取組を進めている。
一方、国においても、平成23年4月に「河川敷地占用許可準則」の改正を行
い、地域活性化のための飲食店やオープンカフェ等について、一定のルールの下、
営業活動を行う事業者等による占用を可能とする規制緩和を行ったほか、水辺と
まちをつなげる、水辺と人をつなげるミズベリング・プロジェクトを継続的に実
施するなど、水辺空間の利用や民間活力の積極的な活用等の取組を推進している。
このような状況を踏まえ、都は令和4年8月に「未来の東京に向けた水辺整備
のあり方検討会」を立ち上げ、これまで隅田川下流域を中心に取り組んできた水
辺のにぎわい創出を上流域まで展開していくこととしている。
今後は、首都東京の水辺の魅力を拡げていくための取組を推進していくととも
に、ポストコロナを見据えたオープンな公共空間の利活用を促すため、公園など
の施策と幅広く連携しながら、舟運拠点形成や、オープンカフェ等による河川敷
地の民間活用の支援、回遊性向上に資するインフラ等の整備を進めるなど、河川
空間を活用した恒常的なにぎわいづくりに取り組んでいく必要がある。
さらに、これまで整備してきた点在する既存の緑をネットワーク化することに
よって都市環境の改善を図るなど、水辺空間の緑化を推進していくことも必要で
ある。
<具体的要求内容>
(1)水辺空間のにぎわいづくりを推進するために必要な財源を安定的・継続的
に確保し、東京に必要額を確実に配分すること。
(2)水辺空間の緑化を推進するために必要な財源を確保するとともに、交付金
制度の充実を図ること。

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