令和6年度 国の施策及び予算に対する東京都の提案要求 (479 ページ)
出典
公開元URL | https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/collaboration/PDF/r6_zenki.pdf |
出典情報 | 令和6年度 国の施策及び予算に対する東京都の提案要求(6/15)《東京都》 |
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患者中心の医療・医療機関のデジタル環境の整備推進
(提案要求先
(都所管局
厚生労働省)
福祉保健局)
(1)質の高い効率的な医療の実現のため、電子カルテシステムの
導入を支援するとともに、医療機関におけるデジタル環境の整
備が図れるよう十分な財源を確保すること。
(2)保健医療情報を全国の医療機関等で確認できる仕組みの構築
に当たっては、既存の地域医療連携ネットワークの取組と整合
性を図るとともに、医療機関等が利用しやすく実効性の高いも
のとすること。
(3)オンライン診療の普及に当たってはオンライン診療を希望す
る患者及び実施医療機関が安心して利用できる環境整備を図る
こと。また、オンライン診療に係る現行の診療報酬の評価・検
証を行うとともに改善を図ること。
(4)医療機関におけるサイバーセキュリティ対策について、国の
責任において対策を講じること。
(5)電子処方箋の普及に向け、医療情報化支援基金による補助の
内容を見直し、医療機関や薬局の負担をできる限り少なくする
こと。
<現状・課題>
質の高い医療を効率的に提供していくためには、特に都内医療機関の多くを占
める、電子カルテや地域医療連携システムの導入率が低い中小病院において、医
療機関相互の円滑な連携の推進に向けてデジタル環境の整備を更に促進していく
必要がある。
データヘルス改革の推進に当たり、厚生労働省は、地域医療介護総合確保基金
を活用した地域医療連携ネットワークの構築を支援するとともに、医療情報化支
援基金を活用した標準規格準拠の電子カルテの導入費等の支援を検討している。
また、国が進める全国医療情報プラットフォームの構築に当たっては、既存の
地域医療連携ネットワークによる情報共有の取組と整合性を図るとともに、医
療・介護現場において患者の過去の医療情報等が適切に確認でき、より質の高
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