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令和6年度 国の施策及び予算に対する東京都の提案要求 (381 ページ)

公開元URL https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/collaboration/PDF/r6_zenki.pdf
出典情報 令和6年度 国の施策及び予算に対する東京都の提案要求(6/15)《東京都》
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国立公園の活用【最重点】
(提案要求先
(都所管局

環境省)
環境局)

(1)東京にある三つの国立公園について、ナショナルパークとし
てのブランド化を進め、世界の旅行者が長期滞在したいと望む
地とすべく、アクセス改善を含む積極的な観光振興を図ること。
(2)国立公園事業等、本来国が実施すべき事業については、国が
着実に実施するとともに、対象を拡大すること。やむを得ず都
が行う場合には、それに見合う財源を措置すること。
<現状・課題>
都心部に近接する東京の国立公園は、国内外から年間約1,700万人の観光
客が来訪しているが、その魅力や自然の豊かさについての認知度は高くなく、ア
クセスや利用のための施設も限られているなど、ポテンシャルが十分に引き出さ
れているとは言えない。
一方、国は観光振興について、国立公園のナショナルパークとしてのブランド
化を目指す「公園満喫プロジェクト」を推進しており、この中で阿寒摩周国立公
園など、先行して対象となった全国8か所の国立公園において重点的な投資を行
っているが、8公園に準じる公園として追加で対象となった富士箱根伊豆国立公
園も含め、東京の国立公園への対応はいまだ十分ではない。
国立公園事業については、平成17年度にそれまで都道府県に措置されてきた
補助金制度が廃止され、国が直轄事業として執行することとなったが、その対象
事業は限定的なものとなった。
さらに、国が行うとした事業の進捗も、極めて不十分であるため、現在、国立
公園施設の老朽化が進行している。
一方、都が事業を実施するに当たっては、国立公園整備事業等を対象に平成2
7年度に自然環境整備交付金が、平成29年度に環境保全施設整備交付金がそれ
ぞれ整備されたが、いずれも国の予算は十分なものと言えず、必ずしも継続的な
措置とは言えない状況である。
ついては、各地域の実情やニーズ、あるいは利用の状況等に応じて、国立公園
を適正に活用していくために、次の取組を早急に進めることが必要である。
<具体的要求内容>
(1)東京にある三つの国立公園について、ナショナルパークとしてのブランド
化を進めるため、「国立公園満喫プロジェクト」等により計画的・集中的な
投資を行うこと。
また、国立公園内のアクセスや回遊性を向上させる歩道整備、エコツーリ
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