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令和6年度 国の施策及び予算に対する東京都の提案要求 (160 ページ)

公開元URL https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/collaboration/PDF/r6_zenki.pdf
出典情報 令和6年度 国の施策及び予算に対する東京都の提案要求(6/15)《東京都》
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合流式下水道の改善
(提案要求先 国土交通省)
(都所管局 下水道局)

公共用水域の水質改善に寄与する合流式下水道の改善について、
「合流式下水道緊急改善事業」は令和5年度末で終了するが、水が
滞留しやすい河川区間などで、更なる水質改善を重点的に推進する
必要があるため、新たな制度を創設すること。その上で、必要な財
源を確保し、必要額を確実に配分すること。
<現状・課題>
東京都区部は、その歴史的、地形的特徴により、約80パーセントの区域が合
流式下水道で整備されている。
合流式下水道は、大雨の際に市街地を浸水から守るため、汚水まじりの雨水を
河川などへ放流せざるを得ず、公共用水域の水質汚濁の一因となっており、合流
式下水道の改善は、良好な水環境の創出に向けた重要な施策である。
当局では、合流式下水道緊急改善事業により、緊急的かつ集中的に対策を進め
てきた結果、令和5年度末の期限内に、下水道法施行令に規定する一定の水質基
準を達成する見込みである。
一方、水が滞留しやすい河川区間等においては、水質悪化が生じやすい特性を
有することに加え、河川沿いの大規模開発等、水環境へのニーズや公共性は大き
く変化している状況にある。
このため、合流式下水道緊急改善事業終了後においても、河川の特性や水辺の
利用用途に応じて、合流式下水道の対策を強化し、下水道管理者として、地域に
求められる水環境の創出に貢献していくことが求められる。
加えて、東京は日本の首都であり、世界から多くの人々が来訪することから、
東京の水環境を魅力あふれるものにすることは、良質な観光資源の創造に資する
とともに、日本の水辺空間のプレゼンスを高め、日本経済の活性化にもつながる。
このため、更なる合流式下水道の対策強化を推進していく必要がある。
<具体的要求内容>
公共用水域の水質改善に寄与する合流式下水道の改善について、「合流式下水
道緊急改善事業」は令和5年度末で終了するが、水が滞留しやすい河川区間など
で、更なる水質改善を重点的に推進する必要があるため、新たな制度を創設する
こと。その上で、必要な財源を確保し、必要額を確実に配分すること。

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