令和6年度 国の施策及び予算に対する東京都の提案要求 (244 ページ)
出典
公開元URL | https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/collaboration/PDF/r6_zenki.pdf |
出典情報 | 令和6年度 国の施策及び予算に対する東京都の提案要求(6/15)《東京都》 |
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道路施設の点検に向けた財源確保等
(提案要求先 国土交通省)
(都所管局 建設局)
道路の本格的なメンテナンス体制を構築するため、トンネルや橋
など道路施設の点検を着実に実施するのに必要な財源を確保し、東
京に必要額を確実に配分するとともに、更なる交付金及び補助金の
充実を図ること。
<現状・課題>
高度経済成長期に集中的に整備されたトンネルや橋などの道路施設は、高齢化
が進んでいることから、本格的なメンテナンス体制の構築が求められている。
道路法においては、道路の予防保全の観点も踏まえた点検を含む維持・修繕の
実施等が規定され、国が定める統一的な基準により、5年に一度の頻度で近接目
視により点検を行うことが義務化された。
点検の義務化に伴い、比較的財政基盤の弱い区市町村が道路施設の点検を着実
に実施していくために、必要な財源の確保や技術力の向上等が不可欠である。
<具体的要求内容>
(1)定期点検が義務付けられたトンネル、橋などの道路施設や、街路灯、道路
標識などの道路附属物の点検に必要な財源を確保し、東京に必要額を確実に
配分すること。
(2)特に、鉄道や高速道路をまたぐ橋の点検については、作業時間や物理的な
制約を受け、より多くの経費を要することから、必要となる財源を確保する
とともに、補助率の引上げなど更なる補助金の充実を図ること。
(3)道路施設の定期点検における近接目視について、効率的かつ経済的に行え
る新たな点検手法、新技術の開発と認定を行うこと。
(4)職員の点検技術の向上を図るため、国が実施している道路維持管理研修等
の更なる強化や点検員の資格制度の確立など、技術的な支援を拡充すること。
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