然としてパラアスリートが日常的に練習できる場所が不足している。こうし
た現状を踏まえ、都は令和５年３月にパラスポーツ競技力向上の拠点となる
「東京都パラスポーツトレーニングセンター」を新たに開設したが、国にお
いてもパラアスリートが専門的なトレーニングを継続的に行えるよう、積極
的な取組を進めていくことが必要である。
＜具体的要求内容＞
（１）東京から日本代表選手を輩出する取組を強力に進めていくためには、選手
の練習環境を整備することが不可欠である。このため、トップレベル競技者
専用のトレーニング施設である「ナショナルトレーニングセンター」や、科
学、医学情報面で競技者育成をサポートする機能を持つ「国立スポーツ科学
センター」の管理運営に当たっては、東京都の競技団体などが強化の対象と
している将来有望な選手についても、オリンピック・パラリンピック強化選
手と同等に施設を利用できる仕組みを構築するよう、ＪＯＣ（公益財団法人
日本オリンピック委員会）その他の関係機関との調整を図ること。
（２）パラリンピック等の国際大会で活躍を目指すアスリートの競技力向上のた
め、
「ナショナルトレーニングセンター」や「国立スポーツ科学センター」の
オリンピック強化選手等との更なる共同利用化など、パラリンピック強化選
手等が必要とする支援を継続的に受けられるように一般スポーツとの一体的
な推進を図るとともに、身近な地域で競技力向上に資する専門的なトレーニ
ングが実践できるよう、支援の検討に取り組むこと。

参

考

（１）各国の夏季オリンピックメダル獲得数とスポーツ施策
（個）

（年）

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