令和6年度 国の施策及び予算に対する東京都の提案要求 (155 ページ)
出典
公開元URL | https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/collaboration/PDF/r6_zenki.pdf |
出典情報 | 令和6年度 国の施策及び予算に対する東京都の提案要求(6/15)《東京都》 |
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利水・治水対策の推進等
(都所管局
(提案要求先 国土交通省)
都市整備局・建設局・水道局)
「利根川水系及び荒川水系における水資源開発基本計画」、「利
根川水系河川整備基本方針」及び「利根川水系利根川・江戸川河川
整備計画」に基づき、必要とされるダムや導水路の事業を一日も早
く完了させるとともに、徹底したコスト縮減を図り、事業費の圧縮
に努めること。
<現状・課題>
都は、渇水や洪水に対する安全性を向上させるため、利水・治水対策の促進に
努めている。霞ヶ浦導水事業や思川開発事業は、多大な費用を要する事業であり、
事業期間の長期化が大きな課題となっている。
国は、近年の降雨状況から、ダム等から安定的に供給できる水量が、当初計画
よりも低下していると明言しており、今後は気候変動の進行により、更に供給で
きる水量が低下し、これまで経験したことのない厳しい渇水の発生も懸念される。
以上のことから、これら施設の早期完成が必要である。
<具体的要求内容>
首都東京の都民生活や都市活動に支障を来すことのないよう、将来の気候変動
や災害等のリスクを踏まえ、安定給水の確保に不可欠である霞ヶ浦導水事業及び
治水に対する安全性を向上させる思川開発事業について、一日も早く事業を完了
させるとともに、徹底したコスト縮減を図り、事業費の圧縮に努めること。
また、切迫性が指摘される大規模地震に備えるため、水資源開発施設の耐震性
能強化に資する事業に対して、必要な予算の確保を図ること。
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