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令和6年度 国の施策及び予算に対する東京都の提案要求 (291 ページ)

公開元URL https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/collaboration/PDF/r6_zenki.pdf
出典情報 令和6年度 国の施策及び予算に対する東京都の提案要求(6/15)《東京都》
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島しょ港湾等の整備促進
(提案要求先

水産庁・国土交通省)
(都所管局 港湾局)
にぎ

島民の生活や産業を支えるとともに、観光や賑わいづくりの拠点
となるよう、島しょの港湾・漁港・空港整備に必要な財源を確保す
ること。
<現状・課題>
島しょの港湾等は、島と本土を結ぶ人や物の結節点であるばかりでなく、漁業、
にぎ
観光など島の基幹産業の振興や地域の賑わいの拠点としても非常に重要な機能を
果たしている。
しかし、伊豆・小笠原諸島は、我が国でも特に厳しい気象・海象条件下にあり、
定期船は大島等の一部を除くと就航率が未だ低い水準にある。
また、島しょを訪れる観光客は横ばい傾向にあり、島が自立的に発展していく
にぎ
ためには、島の玄関口となる「みなと」を観光や賑わいづくりの拠点として再生
し、島全体の活性化につなげていく「みなとまちづくり」を進めていかなければ
ならない。
さらに、東京の離島は、我が国の領海、排他的経済水域の保全、海洋資源の利
用、自然環境保全等、国家的にも重要な役割を担っており、近年その重要性が増
している。
このため、島しょの港湾・漁港・空港の整備を着実に進めていくことが必要で
あり、その施設整備に当たっては、国費を重点的に投入すべきである。
特に、都営空港においては、滑走路端安全区域の整備を進めているところであ
り、島しょの急峻な地形に対応した大規模な盛土造成工事を実施するための財源
確保が重要となっている。
<具体的要求内容>
(1)島民生活や産業を支えるために不可欠な、港湾・漁港の岸壁、防波堤、空
港の滑走路端安全区域等、補助対象となる施設については、整備が着実に継
続できるよう、必要な財源を確保すること。
また、島しょの海上工事は季節風や台風による波浪等の影響により施工時
期が限られることから、工期を適切に設定できるよう、引き続き、国庫債務
負担行為に必要な財源を確保すること。
(2)交付金により整備中の施設は、未だ就航率の低い港の防波堤や岸壁等、生
活に密接に関連するものが多く、地元の要望も大きい。このため、事業が中
断されることなく確実に実施できるよう、必要な財源を十分確保すること。

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