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令和6年度 国の施策及び予算に対する東京都の提案要求 (607 ページ)

公開元URL https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/collaboration/PDF/r6_zenki.pdf
出典情報 令和6年度 国の施策及び予算に対する東京都の提案要求(6/15)《東京都》
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資源管理の強化に伴う許可制の導入
(提案要求先
(都所管局

農林水産省)
産業労働局)

キンメダイの資源管理を効果的に実施するため、国による許可制
を導入すること。
<現状・課題>
キンメダイは、都の漁獲金額の約45%を占める重要な魚種であり、主要漁
場の一つである伊豆諸島周辺海域では、東京都のほか、千葉、神奈川、静岡の漁
船が入り合って操業を行っている。
伊豆諸島周辺海域で操業を行う一都三県の漁業者は、キンメダイの持続的な
利用を図るため、体長の制限や禁漁区の設定、漁具の制限などの自主的な資源管
理に取り組んできた。
しかし、海洋環境の変動等により漁獲量は長期的に減少傾向にあり、キンメ
ダイの資源回復は重要な課題となっている。
こうした中、国では改正された漁業法のもと、キンメダイを漁獲可能量(T
AC)管理の対象に加える方針を示しており、これまで資源管理に取り組んでき
た漁業者は、更なる規制の強化につながるのではないかと不安を募らせている。
持続可能な漁業を実現するうえで、資源管理の推進は不可欠であり、国にお
いて、漁業操業実態を把握し、より精度の高い資源評価に基づき、関係者の合意
のもと取組を進めることが必要である。また、漁獲量抑制の観点から、無秩序な
参入を抑制していくことも不可欠である。
このため、以下の要望を行う。
<具体的要求内容>
キンメダイ漁業について、資源評価精度の向上に不可欠な水揚げ情報の収集
体制の構築と、無秩序な参入抑制の観点から国による許可制を導入すること。許
可制の導入にあたっては新規就業者の確保・育成の観点にも配慮すること。

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