令和6年度 国の施策及び予算に対する東京都の提案要求 (482 ページ)
出典
公開元URL | https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/collaboration/PDF/r6_zenki.pdf |
出典情報 | 令和6年度 国の施策及び予算に対する東京都の提案要求(6/15)《東京都》 |
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等に係る取組に対し、十分な財政措置を講じること。
(3)全国的な取組を行うに当たっては、地方自治体等の意見を踏まえるととも
に、地域の実情に応じた取組となるよう、国において基本的な制度設計を行
うこと。
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病床確保の推進
(提案要求先
(都所管局
厚生労働省)
福祉保健局)
基準病床数制度について、都道府県が地域の医療ニーズを反映で
きるような仕組みとすること。
<現状・課題>
都の老年人口は、今後も増加を続け、2050年には都民のおよそ3人に1人
が65歳以上の高齢者という、極めて高齢化の進んだ社会が到来する。高齢化に
より医療需要の更なる増加が見込まれ、都民一人一人が身近な地域において安心
して良質な医療が受けられるよう、医療需要の動向等を勘案しながら、医療資源
や地理的条件等の地域の実情を基準病床数に反映するなど、きめ細かく対応し、
計画的かつ効果的に病床整備を進めていく必要がある。
また、地域医療構想における将来の病床数の必要量は、療養病棟入院基本料の
医療区分Ⅰの7割を在宅医療等に移行することを前提とした推計値であるが、基
準病床数の算定においても、在宅療養等で対応可能な数については、地域医療構
想との整合を図るため同様の考え方となっている。しかし、医療区分Ⅰの患者の
7割が必ずしも在宅医療等に移行できるとは限らないため、療養病床からの移行
については、医療資源や区市町村等における体制整備の状況など地域の実情を踏
まえて検討すべきである。
<具体的要求内容>
基準病床数制度について、人口動態のほか都外からの患者流入などの要素を考
慮し、地域医療の実情を十分に反映したものとなるよう算定方式を見直すこと。
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