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令和6年度 国の施策及び予算に対する東京都の提案要求 (379 ページ)

公開元URL https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/collaboration/PDF/r6_zenki.pdf
出典情報 令和6年度 国の施策及び予算に対する東京都の提案要求(6/15)《東京都》
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学校給食におけるプラスチック製品削減等の
推進
(提案要求先

文部科学省・農林水産省)
(都所管局 教育庁)

学校給食におけるプラスチック製品の削減等、環境への配慮につい
て、自治体及び給食物資を提供する事業者に対し意識啓発を行うこ
と。特に、都道府県による学校給食用牛乳供給事業者の決定に当たっ
ては、環境配慮等の取組も評価し事業者決定が行われるよう、学校給
食用牛乳供給対策要領を見直すこと。
<現状・課題>
令和4年4月にプラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律(令和3年
法律第60号)が施行され、ワンウェイプラスチック(※)の提供事業者が取り
組むべき事項の判断基準が示されるなど、プラスチック製品の削減に向けた社会
の気運は高まっている。
また、環境負荷の低減のみならず、児童・生徒への環境教育の面からも、学校
給食を通じたプラスチックの削減は重要である。
現在、学校給食で使用する食器や物資については、プラスチックが使用されて
いる実態がある。学校給食で使用する食器や物資を提供する事業者は、学校設置
者である自治体の判断によりその選定及び契約が行われており、プラスチックの
削減に向けては、自治体に対する意識啓発はもちろんのこと、各自治体がプラス
チック削減等、環境に配慮した事業者を選定しやすくなるよう、事業者に対する
意識啓発を行っていくことも必要である。
特に学校給食用牛乳については、飲用に当たり、プラスチックストローが使わ
れているため、日々、大量のプラスチックごみが排出されている。
給食用牛乳の供給事業者の決定に当たっては、「学校給食用牛乳供給対策要領」
において「都道府県知事は、徴集した見積価格表を比べ、区域ごとに予定価格以
下で、最も低い価格を当該区域の供給価格とし、原則として、その価格を提出し
た乳業者を当該区域の供給事業者とするものとする。」と規定されており、原則
として、価格競争のみにより供給事業者を決定している現状がある。
安価での供給は保護者負担の軽減の上で重要ではあるが、その一方で、環境へ
の負荷を軽減するため、牛乳パックの形状変更によるストローレス化や代替素材
等で作られたストローの採用など、供給事業者による環境への配慮等の取組を促
進する必要がある。
※ワンウェイプラスチックの例…プラスチックで作られたストロー、スプーン等

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