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令和6年度 国の施策及び予算に対する東京都の提案要求 (384 ページ)

公開元URL https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/collaboration/PDF/r6_zenki.pdf
出典情報 令和6年度 国の施策及び予算に対する東京都の提案要求(6/15)《東京都》
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持続可能な航空燃料(SAF)等における廃棄物の活用
(提案要求先

資源エネルギー庁・環境省)
(都所管局 環境局)

(1) SAFを含むバイオ燃料等の原料として、廃棄物をどのよう
に活用していくのか方向性を示すこと。
(2) 廃棄物を原料として活用に取り組む自治体や民間事業者等に
対して、必要な財政・技術開発等の支援を行うこと。
<現状・課題>
都は、国際空港を有する国際都市として海外との交流・往来が活発で、また離
島との交通にも航空機の活用が不可欠となっているが、航空機の移動にかかる二
酸化炭素排出量は他の交通手段より多い傾向にある。
一方、国際民間航空機関(ICAO)では令和4年 10 月に国際航空分野におけ
る脱炭素化の長期目標「2050 年までのカーボンニュートラル」を採択され、国に
おいても「持続可能な航空燃料(SAF)の導入促進に向けた官民協議会」が設
置されるなど、航空業界でのカーボンニュートラルに係る取組が加速化している
ことを受け、SAFの活用に大きな注目が集まっている。
しかし、SAFの世界的な需要拡大が見込まれているにも関わらず、国内での
SAF商用生産は行われていない。
SAFは、都市ごみ、廃食油といった廃棄物だけでなく、木質バイオマス、農
作物などの様々な炭化水素を含む原料から製造できるとされている。こうした原
料は、SAFだけでなく、バイオエタノール、バイオディーゼル等としても利用
できる。
国は、早急に、廃棄物を原料とするSAFを含むバイオ燃料等の製造に係る方
向性を示すとともに様々な支援をすることが必要である。
<具体的要求内容>
(1) SAFを含むバイオ燃料等の原料として、廃棄物をどのように活用してい
くのか方向性を示すこと。
(2) 廃棄物を原料として活用するために必要な安定供給、技術的課題の解決、
サプライチェーンの構築等に取り組む自治体や民間事業者等に対して、必
要な財政・技術開発等の支援を行うこと。

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