参考資料3 診断基準等のアップデートの概要 (1022 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46002.html |
出典情報 | 厚生科学審議会・社会保障審議会(合同開催) 厚生科学審議会疾病対策部会難病対策委員会(第73回 11/26)社会保障審議会小児慢性特定疾病対策部会小児慢性特定疾病対策委員会(第4回 11/26)(合同開催)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
Definite、Probable を対象とする。
中條・西村症候群診断基準
以下にて中條・西村症候群の診断を行う
A.臨床所見
1.臨床症状
1.常染色体潜性遺伝(劣性遺伝) (血族婚や家族内発症)
2.手足の凍瘡様紫紅色斑 (乳幼児期から冬季に出現)
3.繰り返す弛張熱 (周期熱)(必発ではない)
4.強い浸潤・硬結を伴う紅斑が出没(環状のこともある)
5.進行性の限局性脂肪筋肉萎縮・やせ(顔面・上肢に著明)
6.手足の長く節くれだった指、関節拘縮
7.小球性貧血
8.高ガンマグロブリン血症
9.肝脾腫
810.大脳基底核石灰化
2.B.遺伝学的検査
臨床所見から疑う場合、遺伝学的検査をおこなう。
PSMB8、PSMA3、PSMB4、PSMB9、POMP 等の原因遺伝子解析のいずれかに疾患関連変異を認める。
< C.鑑別診断のフローチャート>
1) 臨床症状の5項目以上陽性で他の疾患を除外できる場合に中條・西村症候群と臨床診断し、またこの基準
を満たさない場合は臨床的疑いとし、PSMB8 遺伝子解析を行う。
他の自己炎症性疾患、膠原病、脂肪萎縮症
<診断のカテゴリー>
2)1)
Definite:PSMB8 遺伝子の双遺伝子座に疾患関連変異があれば、上記5項目以上陽性でなくても診断
確定 A の1項目以上を認め、B を満たす場合。
3)2)
Probable:PSMB8 遺伝子の双遺伝子座に疾患関連変異がない場合でも、上記5項目以上を認めれば
臨床的診断とする A の6項目以上を認め、C を除外できる場合。