参考資料3 診断基準等のアップデートの概要 (222 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46002.html |
出典情報 | 厚生科学審議会・社会保障審議会(合同開催) 厚生科学審議会疾病対策部会難病対策委員会(第73回 11/26)社会保障審議会小児慢性特定疾病対策部会小児慢性特定疾病対策委員会(第4回 11/26)(合同開催)《厚生労働省》 |
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(2)皮膚に限局したリウマトイド血管炎の寛解導入治療では、抗リウマチ薬単独よりもグルココルチコイド+
アザチオプリンを用いる。
(3)治療抵抗性あるいは再発性のリウマトイド血管炎では,TNF 阻害薬あるいはリツキシマブ*の使用を考
慮する。
* 2021 年現在保険適用外であることに留意する。
注1:治療内容を検討する際には、最新の診療ガイドライン等を参考にすること。
5.予後
悪性関節リウマチの転帰は、軽快 21%、不変 26%、悪化 31%、死亡 14%、不明・その他8%との最近
2002 年の本邦の疫学調査成績がある。死因は呼吸不全が最も多く、次いで感染症の合併、心不全、腎不
全などが挙げられるあげられる。2017 年の Kishore らの報告によれば、積極的な治療アプローチにもかか
わらず、リウマトイド血管炎の死亡率は以前と同様である。
○ 要件の判定に必要な事項
1.患者数(平成 24 令和元年度医療受給者証保持者数)
62555,246 人
2.発病の機構
不明
3.効果的な治療方法
未確立(根治療法なし。)
4.長期の療養
必要(身体機能低下の進行抑制を目標に治療が必要である。)
5.診断基準
あり
6.重症度分類
悪性関節リウマチの重症度分類を用いて、3度以上 1)又は 2)の該当例を医療費助成の対象とする。
○ 情報提供元
難治性疾患等政策研究事業「難治性血管炎の医療水準・患者 QOL 向上に関する調査資する研究班」
研究代表者 杏林東京女子医科大学第一内科学教室 腎臓・リウマチ医学部内科学講座膠原病内科 有村
義宏リウマチ内科学分野 針谷 正祥