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参考資料3 診断基準等のアップデートの概要 (744 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46002.html
出典情報 厚生科学審議会・社会保障審議会(合同開催) 厚生科学審議会疾病対策部会難病対策委員会(第73回 11/26)社会保障審議会小児慢性特定疾病対策部会小児慢性特定疾病対策委員会(第4回 11/26)(合同開催)《厚生労働省》
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IV 度

心疾患のためいかなる身体活動も制限される。
心不全症状や狭心痛(胸痛)が安静時にも存在する。
わずかな身体活動でこれらが増悪する。
NYHA: New York Heart Association

NYHA 分類については、以下の指標を参考に判断することとする。
NYHA 分類

身体活動能力

最大酸素摂取量

(Specific Activity Scale:SAS)

(peakVO2)

I

6METs 以上

基準値の 80%以上

II

3.5~5.9METs

基準値の 60~80%

III

2~3.4METs

基準値の 40~60%

IV

1~1.9METs 以下

施行不能あるいは
基準値の 40%未満

※NYHA 分類に厳密に対応する SAS はないが、
「室内歩行2METs、通常歩行 3.5METs、ラジオ体操・ストレッチ体操4METs、速歩5~6METs、階段6~7METs」
をおおよその目安として分類した。

2)(当該疾病が原因となる解離や梗塞などの)動脈合併症や消化管を含む臓器破裂を1回以上発症した場
合。
3)患者の手拳大以上の皮下血腫が年間5回以上出現した場合。(ただし、同じ場所に出現した皮下血腫は一
旦消失しないものについては1回と数えることとする。また、異所性に出現した場合に同時発症の際は2回
までカウント可とする。)
4) modified Rankin Scale(mRS)、食事・栄養、呼吸のそれぞれの評価スケールを用いて、いずれかが 3 以上
を 対象とする。
日本版 modified Rankin Scale (mRS) 判定基準書
modified Rankin Scale

参考にすべき点

0

自覚症状及び他覚徴候がともにな

まったく症候がない

い状態である
1

症候はあっても明らかな障害はない:

自覚症状及び他覚徴候はある

日常の勤めや活動は行える

が、発症以前から行っていた仕事
や活動に制限はない状態である

2

軽度の障害: 発症以前の活動が全て行えるわけではないが、

発症以前から行っていた仕事や活

自分の身の回りのことは介助なしに行える

動に制限はあるが、日常生活は自
立している状態である