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参考資料3 診断基準等のアップデートの概要 (787 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46002.html
出典情報 厚生科学審議会・社会保障審議会(合同開催) 厚生科学審議会疾病対策部会難病対策委員会(第73回 11/26)社会保障審議会小児慢性特定疾病対策部会小児慢性特定疾病対策委員会(第4回 11/26)(合同開催)《厚生労働省》
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<診断のカテゴリー>
前述の症状の中で(1)~(4)のうち2項目以上の主徴候があれば CS を鑑別疾患として検討する。
A.遺伝子検査で CS 関連遺伝子に病的変異*3 が同定される:CS と確定診断(Definite)
B.遺伝子検査で CS 関連遺伝子の病的変異*3 が未確定あるいは遺伝子解析未実施の場合
a.症状(1)~(4)のうち2項目以上あり、DNA 修復試験*4 での異常所見(修復能の低下があり、その低下は
既知の CS 関連遺伝子*3 導入で相補あり)を認めれば CS と確定診断する(Definite)。
b.主徴候(1)~(4)を全てみたし、DNA 修復試験での異常所見(修復能の低下があり、その低下は既知の
CS 関連遺伝子導入で相補せず、あるいは相補性試験未実施)を認めれば CS と確定診断する(Definite)。
c.DNA 修復試験未実施の場合
以下の1)に加え、2)又は3)があれば DNA 修復試験が未実施であっても CS と確定診断できる(Definite)。
1)主徴候(1)~(4)全て、副徴候(5)~(7)のうち2項目以上。
2)その他の臨床所見、血液・画像など各種データで他疾患(色素性乾皮症、ポルフィリン症など)が否
定される。
3)同胞が同様の症状から CS と確定診断されている
*1 くぼんだ眼と頬、鳥の嘴様の鼻など一見老人様に見える顔貌
*2 副徴候に関して、(5)~(6)は典型例では2歳前後までにはで確認できるが、(7)は年長になって出現す
ることが多い。
*3 CS 関連遺伝子とは CSA(5q12.1)、CSB(10q11.23)、XPB(2q14.3)、XPD(19q13.32)、XPG(13q33.1)
*4 DNA 修復試験:紫外線感受性試験、宿主細胞回復を指標にした DNA 修復能測定、相補性試験、紫外線
照射後 RNA 合成試験など