参考資料3 診断基準等のアップデートの概要 (364 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46002.html |
出典情報 | 厚生科学審議会・社会保障審議会(合同開催) 厚生科学審議会疾病対策部会難病対策委員会(第73回 11/26)社会保障審議会小児慢性特定疾病対策部会小児慢性特定疾病対策委員会(第4回 11/26)(合同開催)《厚生労働省》 |
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以下に示す項目のうち最も重症度の高い項目を疾患の重症度とし、中等症以上を対象とする。
軽症:
血清 PRL 濃度 20~50ng/mL 重症以外
臨床所見 不規則な月経
画像所見他 微小下垂体腺腫 種々の原因による高 PRL 血症*
中等症: 血清 PRL 濃度 51~200ng/mL
臨床所見 無月経・乳汁漏出、性機能低下
画像所見他 下垂体腺腫 種々の原因による高 PRL 血症*
重症:
血清血中 PRL 濃度 201ng/mL 以上上昇かつ主症候あり
臨床所見
※血中PRL値は複数回測定し、施設基準値の基準範囲を上回る場合を上昇とする。
※※主症候は①から③のうちいずれかを満たす場合。
①女性:月経不順・無月経・、不妊、乳汁漏出、性機能分泌のうち1項目以上
②男性:性欲低下、汎下垂体機能低下インポテンス、女性化乳房、乳汁分泌のうち1項目以上
画像所見他 下垂体腺腫(含む巨大腺腫)
*高 PRL 血症の原因として薬剤服用、視床下部障害、甲状腺機能低下、慢性腎不全など種々のものが含ま
れるため、除外診断を行うこと。
③男女共通:頭痛、視力視野障害 (器質的視床下部・下垂体病変による症状) のうち1項目以上