参考資料3 診断基準等のアップデートの概要 (363 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46002.html |
出典情報 | 厚生科学審議会・社会保障審議会(合同開催) 厚生科学審議会疾病対策部会難病対策委員会(第73回 11/26)社会保障審議会小児慢性特定疾病対策部会小児慢性特定疾病対策委員会(第4回 11/26)(合同開催)《厚生労働省》 |
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Definite を対象とする。
1.主要項目
(1)主症候
①女性:月経不順・無月経、不妊、乳汁分泌、頭痛、視力視野障害のうち 1 項目以上
②男性:性欲低下、陰萎、頭痛、視力視野障害インポテンス、女性化乳房、乳汁分泌のうち 1 項目以上
③男女共通:頭痛、視力視野障害 (器質的視床下部・下垂体病変による症状) のうち 1 項目以上
(2)検査所見
血中 PRL 基礎値の上昇:複数回、安静時に採血し免疫学的測定法で測定して、の上昇 (注1)
いずれも 20ng/mL 以上を確認する。
2.鑑別診断
薬物薬剤服用によるプロラクチン PRL 分泌過剰、原発性甲状腺機能低下症、異所性プロラクチン産生腫
瘍視床下部・下垂体茎病変、先端巨大症(PRL 同時産生)、マクロプロラクチン血症、慢性腎不全、胸壁疾
患、異所性 PRL 産生腫瘍
3.診断基準のカテゴリー
Definite:1の(1)の1項目①から③のうち 1 項目以上を満たし、かつ1の(2)を満たす満たし、2の鑑別疾患を
除外したもの
(注1)血中PRLは睡眠、ストレス、性交や運動などに影響されるため、複数回測定して、いずれも施設基
準値以上であることを確認する。マクロプロラクチノーマにおけるPRLの免疫測定においてフック効果
(過剰量のPRLが、添加した抗体の結合能を妨げ、見かけ上PRL値が低くなること)に注意すること。